ベルギー、パレスチナ国家承認の方針表明 イスラエル制裁にも言及

ブリュッセル=牛尾梓
[PR]

 ベルギーのプレボ外相は2日、ニューヨークで今月行われる国連総会で、パレスチナを国家として承認する方針を明らかにした。自身のX(旧ツイッター)に投稿した。

 プレボ氏は、パレスチナの国家承認は「パレスチナ自治区ガザから最後の人質が解放され、(イスラム組織)ハマスがパレスチナの統治に一切関与しなくなった時点」で正式に行うと強調した。

 さらにプレボ氏は、ガザでの人道危機やイスラエルによる国際法違反を踏まえ、同国への制裁にも言及。イスラエル企業からの公共調達の見直しや、同国の閣僚2人などをベルギーの「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定する意向も示した。

 パレスチナをめぐっては、フランスに続き英国やカナダオーストラリアなどが国家承認する方針を表明している。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
牛尾梓
欧州総局|欧州連合(EU)担当
専門・関心分野
国際政治、データジャーナリズム、AI、OSINT
イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]