チームみらいと公明党。公明党成分多め。

まず前提として、私は創価学会員ではないし、公明党とも全く関係ありません。というか人生で公明党に投票したこともありません。
また、チームみらいとの関係も、選挙のポスター貼りとかを少し手伝わせてもらっただけの単なる1サポーターです。

それでもこれからの日本において、チームみらいと公明党はとても重要な役割を果たすのではないかと感じ、このnoteを書いています。

公明党の「地方力」

最近の日本の政治は、国会議員ばかりが注目されがちです。
しかし、実際に市民生活に一番近い場所で活動している政治家は「地方議員」です。

では、日本においてどの政党が最も多くの地方議員を抱えているかをご存じでしょうか?
答えは、公明党です。全国で約3,000人の地方議員が所属しており、「チーム3000」と呼ばれるネットワークを形成しています。その後に共産党、自民党と続きます。

彼らの活動は、国政のように大きな法案や外交問題を扱うものではありません。むしろ、毎日の暮らしに直結する“小さな困りごと”に寄り添うことが中心です。

たとえば、

  • 通学路の安全対策

  • 子育てや介護支援の制度改善

  • バスや地域交通の利便性向上

  • 災害時の避難所環境の整備

こうしたテーマはニュースにはなりにくいですが、生活者にとっては切実な課題です。公明党の地方議員たちは、日常の声を拾い上げ、自治体行政に働きかけて解決を積み重ねています。

具体例をあげればキリがないですが、個人的には新宿区の豊島あつし区議(@toyoshima_komei)が凄いと思います。毎日のように区民の困りごとを解決している気がする(新宿区に限らず)。


信頼の源泉は「小さな実績」

ここで重要なのは、彼らの活動が「目立たないけれど確実に届く」という点です。派手なスローガンではなく、政治的主張もない、地域に根差した地道な成果の積み重ね。それが信頼を生み出し、ひいては政策への支持へとつながっているのです。

政治信条や理念を深く共有するのは難しいです。忙しい市民は、すべての政策を読み込むわけではありません。
それでも、「あの人は頼りになる」「この人が言うなら信じてみよう」と思える存在がいるからこそ、政党や政策全体への信頼が生まれるのです。

それは議員の仕事なのか?

こうした話をすると、必ず出てくる声があります。
「通学路の安全点検や街灯の設置要望なんて、本来は行政がやるべきことではないか?」
「議員が“陳情係”のようになっているのはおかしいのでは?」

確かに、理屈の上ではその通りです。制度がきちんと機能していれば、市民の声は行政に届き、議員を通さなくても改善されるはずです。

しかし現実はどうでしょうか。制度は完璧ではなく、行政は往々にして動きが遅い。市民一人ひとりの声は、容易に埋もれてしまいます。そこで橋渡し役となるのが地方議員なのです。

「困りごと」を拾い上げる存在の価値

議員の役割は、単に行政の監視役をすることだけではありません。市民と行政をつなぐ“仲介者”として機能することもまた重要です。

  • 学校のトイレが古くて子どもが使いづらい

  • 高齢者が駅の階段を昇り降りできず困っている

  • 公園の街灯が壊れていて夜道が危ない

こうした声は、誰かが届けなければ埋もれてしまう類のものです。議員が動けば、自治体も「市民の代表の要望」として受け止め、改善が進みやすくなる。そこに議員が存在する意味があります。

信頼は「制度」ではなく「人」に宿る

市民は行政の仕組みや予算の細部を理解しているわけではありません。だからこそ、「この人に相談すれば動いてくれる」という安心感が生まれることは大きいのです。

制度にすべてを委ねるのではなく、最終的に人と人との関係に信頼を置く。これは日本社会に深く根付いた感覚であり、政治もその例外ではありません。

だからこそ、公明党の地方議員たちが積み重ねてきた“目立たないけれど確実な実績”は、市民にとって代えがたい価値を持ち、結果として政党の支持基盤を形づくっているのです。

信頼が成立させた「安倍政権安保法制」

公明党は「平和の党」と呼ばれる政党です。支持母体たる創価学会の大きな目標の一つは世界平和を目指すことだと理解しています。
そんな中で、安倍政権下で提案された安保法制は、学会内でも多くの反対の声がありました。

しかし、国政公明党は、最終的にこの法案に賛成し、成立に至ったことは皆さんご存じのとおりでしょう。
おそらく、普通の政党であれば党(もしくは創価学会)を割りかねない決断だったと思います。

にもかかわらず、少なくとも私の関知する範囲で、批判や落胆の声はあったものの、大きな分裂騒動にはいたっていないし、2015年9月の安保法制制定前後の衆院選の比例得票数を見ても大きな減少などは見られません。

画像
日本経済新聞「公明党、衆院選の比例得票が過去最少 600万割れ」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA285IF0Y4A021C2000000/

公明党は「支持者からは受け入れられないであろう政策」を実現させたのです。
これは政治家が大好きな「丁寧な説明」がなし得たものではなく、これまでのチーム3000が築き上げた信頼によってなし得た技だと思います。
「直感的には受け入れがたいが、あれだけ信頼している〇〇議員が大丈夫だというのであれば信じてみよう」という積み重ねで、党も支持者も割らずにこの法案を成立させることができたのではないでしょうか。

本noteで安保法制に関する良否の議論はしません。しかし、少なくとも当時の山口那津男代表は、安保法制が日本の、ないしは世界の平和につながると信じて成立させたのでしょう。政治家として、政党として、これ以上ない実績ではないでしょうか。

あなたの理想郷は誰かの暗黒世界

多くの威勢のよい政治家(というよりは、主にその支持者)は勘違いしている。
あなたが思う「社会のあるべき姿(≒理想郷)」は、別の視点に立てば暗黒世界である。

例えば私は

  • 頑張った人が報われる社会になってほしいと思っている。

  • 様々な多様性が認められ、それぞれが敬意を払いながら多様な価値観が共存する社会がいいと思っている。

  • データや統計に基づき、社会が合理的に動き、環境問題などに人類が協力して立ち向かってほしいと思っている。

しかし、これは視点を変えれば、旧ソ連よりも悲惨な"超"監視社会である。

  • あなたが電車でおばあさんに席を譲ったことが報われるためには、すべての車両に監視カメラが必要である。

  • あなたの性的嗜好が社会から尊重されるには、あなたのポルノサイトの閲覧履歴をビックデータとして提供する必要があるかもしれない。

  • データに基づき環境問題に向き合うには、あなたの日常の交通手段と移動経路についてのデータをすべて提供する必要があるかもしれない。

そういった不安を覚える人に対して「勉強不足だ」とか「間違っている」とか主張する人がいるとすれば、私はそんな人に自分の1票を託したいとは思わない。

未来は常に不確実である。私が思う理想郷は、誰かの暗黒世界になるリスクをはらんでいる。

だから、信条の前に信用されなければならない。
「リスクはあるかもしれないが、あの人がいうなら信用してみよう」そう思ってもらえる努力をせず、自らのお気持ちばかり主張する。そんな政治家を選ばない国民は極めて賢明である。

公明党が安保法制を通したように、政治家は有権者に信頼されなければならない。それができない政治家に未来を作ることはできない。今こそ、すべての議員や党員は公明党の地方議員や党員に学ぶべきである。

ではなぜ、公明党支持層は離れたのか

そんな安保法制ですら崩れなかった公明党への信頼は2024年の衆院選で完全に壊れた。

画像
日本経済新聞「公明党、衆院選の比例得票が過去最少 600万割れ」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA285IF0Y4A021C2000000/

これは完全に裏金問題への対応ミスである。公明党地方議員や党員が何十年かけて積み上げた信頼は、自民党裏金問題で一気に壊れた。
結果だけ見れば、自民党が公認しなかった裏金議員を推薦したのが完全に失敗であった。

裏金問題があろうがなかろうが、国民の生活は大きく変わらない。経済政策に大きな影響を与えることもないし、外交問題にもならない。
しかし、公明党が最も重要視していた「有権者との信頼」を壊すには十分すぎた。

その結果が2024年の衆院選、公明党初の600万票割れ。党首落選。

信頼は失うのは一瞬である。公明党はもう立ち直ることはないだろう…



・・・本当にないだろうか?

公明党が復活する方法が一つだけある

今、公明党の皆さんが「創価学会」に対する不信感や不透明感解消のために「公明党サブチャンネル」や「創価学会の日常ちゃんねる」で頑張っているでしょ?

わかる、わかるけど、それじゃ足りない。

助かる方法が一つだけある。チームみらいと一緒にやろう。

まずはこの動画を見てほしい。

https://youtu.be/F4Z8ZwHmByk?si=HH9mJgzFsbKmzdh2

公明党のこれまでやってきた「与党内部の調整」を見れるようにするには、チームみらいの「みらい議会(仮)」
裏金問題の透明化には、チームみらいの「政治資金ダッシュボード」

これが公明党の支持者からの信頼を回復するキーになることは間違いない。
だから、チームみらいを応援してほしい。できる限り協力してほしい。そして国会において助けてほしい。
政権与党としてではなく、公明党として助けてほしい。

でもまだまだ若手のひよっこ、よちよち歩きのチームみらいを騙すようなことしちゃダメですよ?
政治不信を払しょくするんだから、若い芽を育てて見守ろうくらいの気持ちで向かってくださいね?お願いですよ?

20年以上政権を担ってきた公明党さんからしたら、吹けば飛ぶような1議席ですが、この1議席にはたった3カ月弱で集まった1,517,890人のとてつもない熱量の有権者がいますからね?
ほんとうまいこと利用して騙さないでくださいね・・・?

・・・いや、ほんとお願いしますよ?2回目の都構想住民投票みたいなことしないでくださいね?

以上!参院選でチームみらいに投票した、1,517,890分の1である、くじらからのお願いでした。

と、いうことで、私はチームみらいと公明党の活躍を期待してます!
読んでいただきありがとうございました!
異論、反論、皆さんの意見をぜひ教えてください!


さて、ここまで公明党を褒めて褒めて褒め続けてしまったので、最後に信仰のリスクを記載しようと思います。
学会員の方からするととても不快な内容だと思うので、学会関係者の方はここで読むのを辞めていただきたい。



信仰の暴力性

信仰は理屈を超える。その結果、信仰は時に暴力性を纏う。
世界平和を掲げる創価学会についてもその点は例外ではない。

1969年、東京都議会議員選挙において創価学会員が投票の終わった投票所を襲撃した、練馬区投票所襲撃事件などがある。

その他にも1970年に敵対する共産党議員の自宅を盗聴した宮本顕治宅盗聴事件

過去に組織が起こした問題をいつまでも責め立てられるのはおかしいと思う。しかし同じ組織を名乗る以上「過去のことだから関係ない」と当事者が開き直るのはもっとおかしいと思う。

いま、まさに国政は「攻撃的表現」が強まっている。
油断するといつでもそちらに引っ張られる可能性があることを加味し、自戒の念を持つことが大切だと胸に刻もうと思う。


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コメント

3
豊島あつし
豊島あつし

私のつたない活動を取り上げてくださり、ありがとうございます。
全体的な話は一介の地方議員が論ずべきことではないと考え、ここでは控えたいと思います。
ただ、一つだけ『区民相談への対応は議員の仕事?』という点だけ、お話させていただければと思います。
…と思って、先程から入力していたら、字数を大幅に超えてしまったようですw
こちらは改めて送りたいと思いますが、要は『「困りごと」を拾い上げる存在の価値』という視点に深く同意し、それにプラスして『区民相談を通じた制度の見直し・提案』ということも書かせていただきました。
また別途、様々に議論させていただければと思います。
取り急ぎ御礼まで。

テツロー🌾
テツロー🌾

エックスからきて読みましたー

信頼は人由来、同意ですん!

後半からの文体の変わり方が面白かったですが、確かにチみさんと組む、というか見える化を推進することは公明党にとっても「得」にしかならない!

安野さんを中心としたチームみらいが獲得した一議席は正直めちゃくちゃすごいものだと思ってます!

ぜひ組んで進めて欲しいですわ〜☺️

くじら
くじら

>テツロー様
私のジェットコースターみたいな文章を読んでいただきありがとうございました!
私も多くの面で公明党とチームみらいはお互いの支持者を食い合わずに協力できると思っております。

>豊島さん
表では言えない本音が来ることを期待してます(笑)

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