1日に発表された東京商工リサーチの情報によりますと、青森県弘前市の(株)長慶(1975年(昭和50年)設立)は、8月30日を以って全従業員を解雇して営業を停止。特別破産申請の準備に入ったということです。

負債総額は約11億7000万円(2024年8月期決算時点)とみられています。

以下、発表された情報の詳細になります。

(株)長慶は、1972年10月にリンゴ包装資材販売を目的として「長慶包装資材」の屋号で創業し、1975年6月に法人化。当初より農協やリンゴ移出業者を主力先として、相応の販売量を誇っていましたが、その後はリンゴ市況の低迷などを背景に、当社業績も低迷を強いられたとしています。

この打開策として、精密部品製造会社への緩衝材販売、野菜取扱業者への包装資材販売にも注力し、ピークとなる1993年8月期には28億円を超える売上高を計上。また、2003年3月には系列企業を吸収合併して、事業規模を拡大したということです。

ただ、以降は更なるリンゴ市況悪化や同業他社との競合激化などもあり、売上高は10億円を割り込み、赤字経営が続いていたといいます。

取引先の支援などにより辛うじて事業を継続してきたものの、資材高騰やエネルギーコストの上昇などの影響で採算確保は厳しく、資金繰りもついに限界に達し、今回の措置に至ったとしています。

【追記】
東京商工リサーチは、1日午後5時過ぎに当初の情報について記載ミスがあったと発表。「破産申請へ」は誤りで、正しくは「特別清算申請へ」だったということです。