今季初の漁で捕獲されたハナゴンドウ(1日、和歌山県太地町で)
和歌山県太地町で1日、小型鯨類の追い込み網漁が始まった。同町漁協に所属する「太地いさな組合」(土山正樹組合長)の漁船9隻が出漁し、ハナゴンドウ10頭を捕獲した。
午前5時20分ごろ、海上保安庁や県警が抗議活動を警戒する中、漁船が太地漁港を出港。周辺では漁に反対する横断幕を掲げるなどした人が10人余りいたが、目立った混乱はなかった。
漁船は午前10時ごろに畠尻湾にハナゴンドウを追い込んだ。いずれも食用として水揚げした。土山組合長は「幸先良く初日からとれて良かった。あちらこちらで群れが見えており、良い傾向」と話していた。
太地町で行われている小型鯨類の追い込み網漁は、複数の漁船が連携し、沖合の群れを畠尻湾内の入り江に誘導して捕獲する漁法。
県資源管理課によると、漁業関係法令に基づいて県知事が許可しており、スジイルカやハナゴンドウなど9種類が対象。種類ごとに捕獲できる頭数が定められており、漁期はイルカ類(6種類)が来年2月末、ゴンドウ類(3種類)は4月末まで。