d-マガジンで興味深い記事を読みました。
引用します。
週刊現代2025年9月1日号
お盆明け・特別対談
亀井静香(※)× 斉藤鉄夫(*)
(※)元自民党政調会長 (*)公明党代表
「自民党はもうダメだ。さっさと別れちまえ!」
永田町最後のドンが参院選で惨敗した公明党に喝!
参院選で、結党以来最低となる8議席に沈んだ公明党。
「このままではいかん。なぜ負けたか俺が教えてやるよ!」
亀井氏が声を張り上げた。
(つづきです)
創価学会にばかり頼っていては駄目だ
亀井 でも今は数が足らないだろ。自公だけではどうしようもない。だから、大連立をやるべきなんだ。
斉藤 でも小選挙区制と大連立は両立しないのではないですか。衆院選のとき、自民党と立憲民主党が候補者調整をするのはほぼ不可能でしょう。
亀井 立憲じゃなければいいじゃないか。
斉藤 今、自民党が日本維新の会と接近しているのは確かだと思います。「103万円の壁」で国民民主党と交渉した際、玉木さんたちの態度があまりに自民党に対して失礼だったということで、自民党内に「国民民主党は駄目だ」と言っている人たちがいる。そういう人たちが維新と連立を組めないかと模索しているのです。しかし、公明党がそこに積極的に関わっていくことはありません。
亀井 維新は一言で言うと大阪商人だよ。全国政党になれない。「身を切る改革」だとか、 そろばん勘定がキツすぎる。国民民主党との連立はどうだ。玉木は俺に懐いているんだ。
斉藤 実は国民民主党とは、政治資金をチェックする第三者機関を設置するための法案を共同提出したり、うちが「103万円の壁」を巡って所得税の課税最低限度額を160万円に引き上げることを法案に盛り込んだりと、政策的な立ち位置が非常に近い。
亀井 近いだろ。
斉藤 あと国民民主党の支援組織である電力総連や自動車総連、UAゼンセンなど旧同盟系の民間労組とは昔の公民協力の実績など関係が近い。
亀井 それは良くないね。政治家が組織の言いなりになってはいかん。
斉藤 公明党は「大衆とともに」という理念がありますが、その上に働く人たちの組織である労働組合の方々にも応援していただければ嬉しいなと、ついそう思ってしまいますが。
亀井 おんぶに抱っこじゃ政治家じゃねぇな。一本立ちしないといかん。だからそういうものに頼っては駄目なんだ。
斉藤 自立しなきゃいけないということですね。
亀井 池田大作さんが亡くなって創価学会もグラついておる。リーダーがいなくなるとパー。これはもう宿命だな。これからは支持母体にあまり囚われないようにすることだ。でも敵に回すということではないよ。あくまで創価学会を公明党の支持母体のワンオブゼムにするということだ。
斉藤 いろいろな方から支持していただけるよう、一生懸命やっていきたいと思います。
亀井 これは外交にも言えることだ。今の自民党はトランプのポチだもん。アメリカの兵隊さんが、日本で犯罪を犯しても日本に裁判権がない。こんなのは国家じゃねぇ。
斉藤 今年は戦後80年、そして被爆80年で、1つのケジメの年です。平和というのは我 が党の根幹ですから、そこをいかに確立していくか考えていきたいと思います。
アメリカのポチをやめるんだ!
亀井 あんた、わからんこと言うなぁ。平和と言うけど、アメリカと仲良くすることだけが平和じゃない。ウクライナとロシアが戦っているでしょう。ウクライナの事実上のスポンサーはアメリカだよ。だから今、代理戦争をやってんだよ。
日本はそういうアメリカの覇権主義に抵抗すべきだろ。米中が対立している間は、アメリカは極東に仲の良い国が欲しいんだ。何もこちらからすり寄っていくことはない。
斉藤 公明党は日米外交が基軸だと言ってきました。その上で中国とも対話のパイプを詰まらせてはいけませんから、仲良くしますというスタンスをとってきました。
でも亀井先生が今おっしゃったのは日米基軸を外せという話ですから、なかなかわかりましたと言える政治家はいないんじゃないでしょうか。
亀井 あなたは立場上、言えないよ。でも自分の気持ちの上で、アメリカから乳離れするんだ。そうすればトランプみたいな男は、日本を大事にするようになるよ。こちらがポチのままでいると、今のような無理難題な関税交渉を押し付けてくるんだ。
斉藤 わかりましたとはなかなか言えない問題ですが、亀井先生のお話は承りました。
亀井 あなたは悪人には見えないわな。これは一つの武器だ。俺なんかそんなに悪くないんだけど、悪く見えるんだよな(笑)。
斉藤 そんなことないですよ。でも多くの方から支持していただけるよう、戦う姿も見せていきたいと思います。大衆の中から生まれて、大衆の幸せのために働く。それを政策的に展開すると平和であり、福祉であると。分断と対立をあおって政治エネルギーにするのではなく、支え合いの社会を作っていきたい。それが公明党の基本的な考え方です。
亀井 御託はどうでもいいんだ。日本は豊かになったと言うけど、まだまだ困ってる人がたくさんいるんだよ。そこに軸を置いて行動することだ。
斉藤 まさに公明党の原点に返るということですね。
亀井 当時、公明党を猛攻撃していた俺の手を握りに来たのは斉藤先生だけだよ。あんたはそれほどの人物なんだ。 自信を持ってやればいい。
【解説】
亀井 御託はどうでもいいんだ。日本は豊かになったと言うけど、まだまだ困ってる人がたくさんいるんだよ。そこに軸を置いて行動することだ。
斉藤 まさに公明党の原点に返るということですね。
なかなかするどい亀井氏の指摘だと思います。
獅子風蓮