第2章:JAの解体シナリオ──「農家の敵は、内部からやってくる」
「守る」と言いながら、
壊す手順だけが丁寧に用意されていた。
A(農協)の解体は、突然ではなかった。
少なくとも10年以上かけて、
慎重に──だが確実に──準備されていた。
その構造は、まるで静かな爆弾だった。
金融機能の切り離し(JAバンクと共済の分離)
営農指導部門の弱体化
地方統廃合と、無人化の推進
全農の株式会社化構想
“自己責任”を装った農業資金貸し剥がし
表向きは「効率化」「ガバナンス改革」「農業の未来」。
だが実態は、農家を支えてきたインフラを寸断する手口だった。
それを主導してきたのは──政府ではない。
**霞が関ではなく、永田町でもなく、もっと上位の“設計図”**だった。
たとえば、日本農業新聞を読むと、
「自己改革」「事業の選択と集中」「競争力の強化」といった言葉が踊る。
だがこれは、グローバル金融のマニュアルそのものだ。
日本の農業に、そんなMBA用語は必要なかった。
必要なのは、「土」と「水」と「人」と「信用」──だったはずだ。
この世界の“当たり前”が、もし、どこかおかしいと感じたなら──「黙示録ノ回路」で、その違和感の正体を、静かに見つめなおしてみてほしい。



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