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第4章|誰が“憲法”を変えたがっているのか?

――改憲の本当の主語を問う。

この憲法議論に「あなた」はいますか?

■1. 憲法とは何か?

憲法とは「国民を縛るルール」ではない。
本来の憲法とは、“権力者を縛る”檻であり、リミッターであり、支配構造に対する監視装置である。

国家権力とは本質的に暴走するもの。
その暴走を未然に防ぐために、国民が主権者として作った“檻”こそが、憲法の原点だ。

だが、日本人の多くはこの「憲法=檻」という視点を持たない。
むしろ、憲法は「与えられるもの」「押し付けられたもの」「上の人が決めるもの」として認識している。
これはなぜなのか?

■2. 戦後憲法は、GHQからの“いただきもの”

日本国憲法(1947)は、第二次世界大戦後にGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によって与えられた。
マッカーサーとその民政局が主導し、日本側の草案は形ばかりの合意だった。

結果、日本人はこの憲法を「自分たちが作った」とは感じられなかった。
もらったから、有り難がる。
 押し付けられたから、反発する。
 でも、自分たちの意思ではないから、誰も責任を持たない。

この中途半端な距離感こそが、戦後日本人における「憲法の空洞化」を招いた。

■2.5. 戦前・戦後を貫く“お上OS”

──天皇が作った憲法、GHQが与えた憲法。だが、日本人はどちらも“自分ごと”にしなかった。

  • 戦前の憲法:大日本帝国憲法(1889)
     → 天皇を“現人神(あらひとがみ)”として神格化し、
      国民は「臣民(しんみん)」として、国家に命を捧げる存在だった。
     → 憲法とは、上が定める“お触れ”であり、異論や問いは存在しなかった。

  • 戦後の憲法:日本国憲法(1947)
     → 今度はアメリカ(GHQ)が作り、“国民主権”と謳われた。
     → だが、「もらった憲法」に対し、日本人は“当事者”になれなかった。
     → 改憲の議論すら、「お上が勝手にやること」として放置された。

  • この根底には、**日本人に深く染み込んだ「儒教的ヒエラルキー信仰」**がある。
     → 飲み屋の隣席の人にすら、年齢を聞きたがる民族性。
     → 肩書・役職・学歴・地位を軸に、「上/下」を無意識に判断する“服従OS”。
     → 憲法ですら、「上の人が決めるもの」として疑問を持たない。

  • 結果:戦前も戦後も、「お上がつくった憲法を信じる」構造はまったく変わっていない。
     → 日本人は“自らの手で、自らの檻を設計する”という憲法の本質から永遠に遠ざかってきた。
     → これは、支配者にとって最も都合の良い国民像である。

■3. なぜ、いま憲法を変えたがっているのか?

では今、なぜ自民党・維新・参政党が憲法を「変えたがっている」のか?

答えはシンプルだ。
**「米国財閥の支配体制をより強固にするため」**である。

特に安倍晋三とそのルーツである清和会は、ブッシュ家との長年の関係を通じて、**「米国財閥による日本改憲プロジェクト」**を受託していた可能性が高い。
彼らは“日本を戦争ができる国”に戻したかったのではない。
米国の軍需産業と緊密に結びついた「利権構造の完成」が目的だった。

■4. 参政党の危険なネオナチ化

参政党は、表向きは「日本人ファースト」「憲法9条の見直し」などを掲げる。
だがその根底には、「わずか2%の外国人停留者」を排除するための言説強化がある。

これは極めてナチズムに近い。
外敵を仮想的に仕立て、民族の純血を訴え、国家主義を煽動する。

支配者は、「実際に戦争をしたい」のではない。
戦争するする詐欺を演出することで、国民を恐怖と分断で縛ることが目的なのだ。

■5. 震源からの問い:

あなたは、自分の檻を設計しなおせるか?
与えられたものではなく、問い直し、問い続け、主語になる覚悟はあるか?
それが「改憲」よりも、はるかに本質的な“再設計”ではないのか?

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