「まちは誰のものか、立ち返る時」 斎藤幸平さんが問う再開発の問題

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聞き手・木佐貫将司
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 公共性の高い場所が売り渡されている――。東京で広がる再開発の波に、警鐘を鳴らすのが哲学者で東京大学准教授の斎藤幸平さんだ。都市の開発はどうあるべきなのか、私たちが問われていることは何なのか、聞いた。

 ――再開発の何が問題ですか。

 日本経済が停滞するなかで、一部のディベロッパー(開発業者)による、目先の利益を優先した再開発にみえます。

 急速な人口減少気候変動、円の実力低下など、日本社会は今後数十年で大きな転換点に突入すると考えています。現在の再開発は2050年以降にまで大きな影響を与えるにもかかわらず、そのことを十分に考えていないお粗末なものと言わざるを得ません。

 ――お粗末とは?

 経済成長にはイノベーション

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この記事を書いた人
木佐貫将司
首都圏ニュースセンター|東京都庁担当
専門・関心分野
都市再開発、まちづくり、地方自治、選挙、議会