自分を使った実験をしよう。
みんな、呼吸だ。呼吸が浅くなっている。自己啓発書などに「人生のハンドルを握ろう」などと書かれてあるが、あれは呼吸のことだ。自分の呼吸は自分で握る。油断をすると、呼吸は浅くなる。あ、呼吸が浅くなっていると思ったら「深呼吸、深呼吸」と唱えよう。それだけでも結構心は軽くなる。呼吸が浅くなると、焦らされたり、不安や恐怖心に襲われたりして、主導権をもっていかれる。スマホを見ている時は特にそうだ。浅くなっていることに気付けたら、こっちのものである。
みんな、首だ。不調の原因は、首の凝りだ。首をほぐして、呼吸をコントロールできたら勝者だ。夢や目標を持ちましょうなどと言ったスローガンに騙されるな。脇目も振らず頑張ることをよしとする風潮があるが、脇目は振ろう。事故るから。魂の成長なんて言葉に騙されるな。不足感に苦しむことになる。罪悪感を感じることで「わかっているからこれ以上言わないでください」みたいな支払い方をするな。首だ。首の凝りだ。初心者は力を抜くことを学ぼう。上級者は力を入れることを学ぼう。自分を整えるだけで万事はスムーズに巡り出す。何者かになれないことが苦しいのではなく、何者かになろうと思うことが苦しいのだ。
みんな、人体実験だ。人生とは自分を使った遊びである。自分を使っていろいろなことを試してみよう。果物だけを食べてみるとか、お金を使わないでみるとか、一週間家に帰らないでみるとか、フルマラソンに出るとか、やり方は無限にある。能動的に緊急事態宣言を発動することにより、自分を窮地に追い込み、逞しく生きることによって人間に対する信頼と世界の可能性を取り戻そう。我々の先祖は恐竜である。気合を入れたら空を飛べるかもしれない。それくらいの希望を持とう。受身はダメだ。呼吸が浅くなり、首が凝る。積極性のパワー。食わなければ健康。食えなければ餓死。能動性が長寿の秘訣。意思的であることだ。
みんな、ガッツだ。ガッツを忘れてはいけない。話が長い人には「話が長いです」と言おう。早口の人には「もう少しゆっくり話してもらってもいいですか」と、うるさい人には「もう少しボリュームを落としてもらっていいですか」と言おう。それさえ言えたらこっちのものだ。これを言えないと首が凝る。呼吸が浅くなり、人体実験どころではなくなる。自分を使って実験しよう。怒られたら「帰ります」と言って、颯爽と立ち去ろう。恵まれているかどうかと充実感があるかどうかは関係ない。恵まれているが、退屈なことはある。愛の牢獄を抜け出して、修羅の歓喜に身を震わせよう。足りていないものは愛ではない。冒険だ。
札幌に呼ばれて航空券を取ったが、直前でキャンセルとなった。チケットを無駄にするのも癪なので、片道燃料で行くことにしたら「今夜のホテルを取るので明日の朝食をご一緒してほしい」と、札幌在住の女性からご連絡をいただいた。私の人生は、首の皮一枚で繋がっている。ひとところに居られないものは罪人と決まっている。定住をしない。定職をもたない。それだけで、罪なのだ。それならば、私は私の罪を愛する。病を愛する。業を愛する。自分と言う病が、まだ見ぬ世界に連れ出してくれる。自由とは、野垂れ死ぬ自由、斬り殺される自由と背中合わせだった。無縁って、いいよね。天涯孤独って、いいよね。自分を使った実験をしよう。私は私と一蓮托生。坂爪圭吾と言う人間を使って、どこまで行けるかを見たい。
おおまかな予定
9月2日(火)北海道札幌市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
9月23日(火・祝日)静岡県伊東市伊豆高原
EVENT@チャイニーズオーベルジュ仙豆飯店
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
いいなと思ったら応援しよう!

コメント