本文へ移動

肺がん疑われる陰影発見も適切な処置せず男性患者死亡  小牧市民病院、賠償金2300万円で示談

2025年9月1日 21時24分 (9月1日 21時46分更新)
愛知県小牧市役所

愛知県小牧市役所

 愛知県小牧市は1日、市民病院で肺がんが疑われる陰影が見つかった県内の60代男性に対し、病院が適切な処置を行わず死亡した事案があったと発表した。男性の相続人とは賠償金2300万円で示談が成立し、市議会9月定例会に関連議案を提出する。
 病院によると、男性は2022年9月に胸部CT検査で陰影が見つかった。担当医師は、経過観察の後、陰影が小さくなっていなければ内部組織の検査が必要と男性に伝えたが、10、12月の検査では陰影が大きくなっていたにもかかわらず経過観察とした。病院は「担当医師が取るべき対応を勘違いした」と説明している。
 23年5月の4回目の検査で陰影が2倍近くに増大していることが判明。その...

この記事・コンテンツの続きは会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報

社会の新着

記事一覧