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どういうことだ?
何故、アキがこんな姿になっている?
予想外の出来事に、ボクのシンゾウの音は少し早く聞こえてくる
ボクはバッと横にいるライオンとライムに目線を変える
ライオンは多分大丈夫だろう、ボクのようにギリギリ耐えれるハズだ
しかしライムはどうだろう、物事を慎重に図れるライオンと違ってライムはまだそんな器用な事は出来ない
ライオンがこちらを見て言葉を発する。話し方は混乱と恐怖が入り交じったそれだ
だがそんな時でもライオンはライムを軽く抱きしめ、自身の袴の袖でライムがアキを直視しないようライムの顔を隠していた
さすが姉、と言ったところだろう。
ボクは一旦ホッと安堵の息を吐く
だが目線を戻すと、一気に目の前の現実に引き戻される
ライムが恐る恐る口を開く
さっきのカエルタマゴのアナウンス、そしてボクとライオンの焦り具合から何かを察したのだろうか
ライオンは少し沈黙する
そしてライムがアキを見ないように、細心の注意を払いながら話し始めた
ライオンは口篭る
こんな状況ではまともに頭が回らないのだろう
ライムは純粋な質問をぶつける
良かった、「灰になる」の意味を知らなくて
ライオンは最後までライムがアキを見ないように顔を隠していた
そしてそのまま2人は美術室を後にした……
ボクは意味もない独り言を呟いた
題名はエンゼルケアの歌詞から取りました
思いつかなくて
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。