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　1日午後1時半ごろ、東京都世田谷区野沢2丁目の路上で「女性が血まみれで倒れている」と110番通報があった。警視庁によると、女性は刃物のようなもので首を切りつけられており、病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。

　現場から男が逃走したといい、警視庁が行方を追っていたところ、羽田空港で男を発見した。同庁は女性が死亡した経緯を知っているとみて事情を聴いている。

　捜査関係者によると、亡くなった女性は40歳の韓国籍とみられ、男は女性の知人との情報があるという。また、女性は交際相手とのトラブルを8月下旬に警視庁に相談していた人物とみられるといい、同庁は事件との関連を調べている。

　女性はアパレルの仕事をしていて、事件当時、フォトスタジオで撮影をしていた。休憩のために外に出た際に突然、襲われたとみられるという。

　現場は東急田園都市線の駒沢大学駅から北東に約500メートルの住宅街。倒れている女性を目撃した男性（62）は「救助している男性が女性の首元をタオルで押さえていた。女性はぴくりとも動いていなかった。すごい血だまりだった」と話した。

　近くのビル管理人の男性（73）は「午後2時前にパトカーの音がすごくて、上を走る高速道路かと思ったら隣だった。事件があったと知り、驚いている。早く捕まってほしい」と語った。

　事件を受け、世田谷区教育委員会は区立の全小中学校に対応をメールで送信。この日は始業式があったといい、すでに下校した子どもに対しては再び学校に来させないよう促すとともに、学校で活動している子どもは校内にとどまるよう伝えたという。