【ブログ】お気に入りVSTプラグイン (Pixiv Fanbox)
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プラグインを色々買い集めたはいいが、自分が何を持っていてそれを何のために使うのかが分からなくなって整理したので、備忘録として書いていきます。
にしても、必要なものに絞ったらフリープラグインが沢山残って「え、じゃぁ今まで買い集めたものは…」と愕然としています_(┐「ε:)_
◆Arturia Pigments
もうこれ一つ持っておけばシンセの音は全て賄えるんじゃないですか。
アナログシンセ、ウェーブテーブルシンセ、サンプラー、グラニュラーシンセ、ハーモニックシンセ、モーダルシンセの6つ内蔵。このレベルの高性能シンセとしてはCPU負荷がかなり軽い。モジュレーションの設定しやすい。低域エグい、中域太い、高域鮮やかともう何も文句つける部分がありません。
◆Surge Synth Team Surge XT(フリー)
あ、これ物凄いシンセマニアが作ったなという出来です。
ありとあらゆる発振器が乗ってます。ステキなのはノイズが一般的なホワイトとかピンクとかではなく、矩形波を高速変調して作る疑似ノイズ。つまりファミコンとかゲームボーイで鳴ってたあの音が出ることです。
◆Vital Auido Vital(フリー)
使いやすいウェーブテーブルエディターが内蔵されていてそれで作ったwavファイルがPigmentsのウェーブテーブルと互換性があるので、Pigments用ウェーブテーブルエディタとして使ってます。
Vital自体は凄く良いモダンウェーブテーブルシンセだと思います。でもアナログっぽい音が好きな私はPigmentsの方が良いから…_(┐「ε:)_
◆BlauKraut Engineering Charlatan(フリー)
バーチャルアナログシンセ(特定の機器のシミュレートではない架空アナログシンセ)です。オシレーターの波形を自由に描ける、使いやすい、太い、エグい、CPU負荷凄く軽い。
◆Masaki Mori SANA 8bit(フリー)
チップチューン系ピコピコ音を出したいときはこれが一番。
ファミコンの矩形波、三角波、ノイズ。コナミやナムコの波形メモリ音源が乗ってます。ドラクエ2の「遥かなる旅路」で鳴っていた瞬間的に矩形波のデューティー比を変えたピロッピロッって音も、スウィープで作ったキックも簡単に作れます。
◆SessionLoop DrumNet(wav出力できないフリー版あり)
AIがドラム音を無限に生成してくれるというトンデモドラムシンセ。
気に入った音が出てくるまでGenerateボタンをポチポチしてれば自分の慮外のドラムキットができるという優れもの。指パッチンだけのキットとか、タムだけいっぱい並んだキットとかも作れます。
TR-808とか特定の機器が使いたいっていうのでなければ、電子ドラムはこれさえ持ってればあとはいらないんじゃないかしら。
トランジェントの弱いボヤっとした音が生成されがちなので、後述のImpactやCrackと組み合わせると威力を発揮します。
◆apulSoft apQuarizr2
モジュール式になっていてイコライザーにもダイナミックイコライザーにもコンプレッサーにもフィルターにもなる汎用プラグインです。リニアフェーズも備えてます。出力の最終段階にクリッパーが付いてるのもステキ。
◆apulSoft apShaper
ディストーション、サチュレーション、クリッパーです。特定の倍音だけ加えるとか、真空管サチュレーターとかテープサチュレーターとか自作できちゃいます。オーバーサンプリングもADAAも載ってるのにCPU負荷軽い。
◆apulSoft apVerb
減衰のしかたや音の粒子の粗さや効果のかかり方や周波数帯の遷移をグラフで描いていろんなリバーブが作れます。
上述3つとあとapTrigga、apUnmaskのセットをセールで買ったんですが、これは本当に買ってよかった。
◆Surreal Machines Impact、Crack(Crackはフリー)
トランジェントシェイパーです。
Impactはトランジェント(音の立ち上がり)とサスティン(余韻)の大きさを制御できて、イコライザーで周波数帯制御できて、サチュレーターが付いてて、最後にリミッター、クリッパー、マキシマイザーが付いていてダイナミクス制御ができます。
Crackはトランジェント、サスティン制御と最後のリミッター、クリッパー、マキシマイザーだけのCPU負荷が軽い簡易版です。
リミッターもクリッパーもマキシマイザーも高性能で、Impactはトゥルーピークじゃないことに目を瞑ればマスターリミッターとしても使えるんじゃないかな…🤔
◆Surreal Machines Diffuse
これも凄い。ディレイ⇔リバーブを自由に行き来できるプラグインです。
基本は同じ音が繰り返されるディレイなんですが、Diffuseノブをあげていくと音が滲んで反響みたいになって、RegenとSizeをあげていくと非現実的な反響になってシマーっぽくなっていきます。
◆Surreal Machines Modnetic
テープエコー、デジタルディレイ、リバーブ、コーラス、フランジャー、フェーザーのセットになったものです。アナログ風からデジタル風、モダンからローファイまで、これがあると必要な効果が大体なんでもできる。
Surreal Machinesのプラグイン唯一の欠点はGUIに決済した人の本名が表示されること。(プライバシー的に問題があるので消しています)
◆HoRNet Normalizer
VUやLUFSで設定した音量にしてくれるだけのプラグインなんですが、私これがないともうミックスできません。
LUFSという単位は人間の聴覚上の音の聞こえ方での音量なんですが、これで全トラックを揃えてやると、ベースもドラムもリードも全部聴覚的に同じ音量に揃います。そこから相対的な差でミキサーゲインをいじってやるとミックスが凄くやりやすくなります。
◆HoRNet MultiComp MK2
コンプレッサーの種類をVCA、OPT、FET、SSL4000、dbx160切り替えができて、リダクショングラフが見やすくて、アナログ過ぎずデジタル過ぎずで丁度いい。とりあえずこれを刺しておけば大体なんとかなる。CPU負荷かなり軽い。
入力、出力、ゲインリダクションのオートがあるのが凄く良いです。特に入力オートゲインはこのコンプの手前で音をいじって音量が変わってしまってもコンプレッサーの設定をいちいちいじらなくていいのが最高。
◆HoRNet Magnus MK3
透明なのも透明じゃないのも入ったクリッパー、リミッター、ラウドネスメーターがセットになったマスタリングプラグインです。透明じゃないのを使ったときの歪み方が好きです。ラウドネスメーターがついてるのでこれだけで完結するのがステキ。
◆HoRNet MasterTool
自動マスタリングツールです。
曲の一番賑やかな部分を再生しながらLearnボタンを押して30~50万サンプル(5~10秒ほど)聞かせてやると、学習結果を基にクリッパーとリミッター2つをターゲットレベル(LUFS)になるよう自動的に設定してくれます。
中に入ってるクリッパーとリミッターは上のMagnusと同じもののようです。
EQ Amountを上げるとリアルタイムマッチEQのような処理もしてくれるようです(完全自動のブラックボックスなので内部で何をしているのかよく分からない)
ボタン一発で作業完了の簡単プラグイン。
Smart:Limit?知らない子ですね。
◆Tokyo Dawn Records SlickEQ GE、SlickEQ M
SlickEQ GEは3バンドの軽量イコライザーで、トラックの音をおおまかに形作るのに非常に便利です。SlickEQ Mはマスタリングイコライザーで、CPU食いますが精密な処理ができます。
両方についているスマートオペレーションが凄い。入力された音とピンクノイズ、あるいはリファレンス音源を比較してそれに合わせたイコライジングをしてくれます。そのまま使ってもよし、ミックスをどうするかの指標としてもよし。
◆Tokyo Dawn Records Prism(フリー)
スペクトラムアナライザーです。動きが滑らかで色合いが好きなのと、入力を複数受け付けて帯域カブりしている部分を表示する機能があり便利です。
◆PressPlay Wave Breaker(フリー)
リミッターで良いのないかな~って探してたら、音楽やってる人からA.O.M Invisible Limiterがいいよって聞いたので試してみたんですが、使ってみたらなんか音が柔らかくなっちゃって気に入らない。
そんなときこれを見つけたんですが、使い方簡単、グラフ見やすい、好みの音になる、しかもフリーで「あ、もうこれでいい、これがいい」ってなりました。
◆United Plugins Cyberdrive Core
CyberDriveという5連ディストーションから1ユニットだけ取り出してきた軽量版です。
サチュレーターからディストーションから、アンプシミュからペダルシミュからウェーブシェイパーからビットクラッシャーから64種類入り歪み系プラグイン。
マルチバンドディストーションが必要でない場合、これがあれば必要十分です。
◆United Plugins Front DAW
いわゆるサチュレーター。
低域の強いブリティッシュ、マグネット(磁気テープ)、中域の強いアメリカン、クリッパー、高域が華やぐジャーマニーのコンソールが選べます。Cyberdriveだと歪みすぎだなぁってときにこれが良いです。
◆Klevgrand Richter
Plugin Boutiqueで「なにか買ったらおまけであげるよ」でもらったんですが、これ凄く良いです。
Transientsで音の立ち上がりの潰し方を、Amountでどれだけ潰すかを設定するだけの簡単操作でいくら潰しても音が壊れないという。ダイナミクスを整えるというより、これで音作りしてねというコンプレッサー。
◆Outobugi Dynastia(フリー)
OTT系コンプレッサーです。
3バンドそれぞれにインプットゲインとサチュレーターが付いていて調整しやすくて凄く良い。
◆Sixth Sample Deeleay(フリー)
簡単操作でいろいろな効果が出せるディレイです。簡単なのでとりあえずディレイでちょっと変わったのが欲しいなって思ったら刺します。
◆Sonimus SonEQ(フリー)
イコライザーなんですが、最後についているDriveが角が丸まって温かみが出るのでサチュレーターとして使っています。WOOWをオンにすると左右の音がアナログっぽく微妙にブレて音に広がりが出るのもいいです。
◆Polyvers Wider(フリー)
ステレオエンハンサーです。普通のステレオエンハンサーは左右の音に微妙にディレイをかけて広がりを作るんですが、これは左右に微妙に違うコムフィルターをかけて広がりを作るので位相がおかしくなりません。代わりにかけすぎると音色が変わります。
低域だけ広げない設定ができるのもいいです。
◆Youlean Loudness Meter(フリー)
ラウドネスメーターです。音量、ダイナミックレンジ、トゥルーピークを計測してくれます。
最近のストリーミングサイトはラウドネスノーマライズが載っていて、投稿した音が規定より大きいと自動的に絞るようになっているので、その規定に沿ったものになっているかを見るのに便利です。