収賄罪の直方市元職員に懲役1年6か月執行猶予3年 福岡地裁
直方市が発注した修繕工事をめぐり、業者に便宜を図った見返りに、物品を受け取ったとして収賄の罪に問われた市の元職員の裁判で、福岡地方裁判所は、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
直方市建築管理課の主査だった森健悟被告(43)は、2020年から去年にかけて、市が発注した修繕工事をめぐり、市内の業者が契約先に選ばれるよう便宜を図った見返りに、業者側から電動工具などあわせて18点、およそ25万円相当を受け取ったとして収賄の罪に問われました。
これまでの裁判で、元主査は「みんなから頼られ調子に乗ってしまった」などと起訴された内容を認めていました。
28日の判決で、福岡地方裁判所の森喜史裁判長は「懇意になった業者から、依頼した物品の代金を支払わなくてよいと言われたことに味を占め、およそ3年10か月の間に9回にわたりみずから進んで物品を求め、電動工具や文房具などを受け取っていた」と指摘しました。
その上で「すでに懲戒免職の処分を受けるなど、一定の社会的制裁を受けている」などとして、懲役1年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。