日印首脳会談 “5年間で50万人以上の人的交流” 合意で調整へ

石破総理大臣は29日に行うインドのモディ首相との首脳会談で、今後5年間に双方向で50万人以上の人的交流を目指すことで合意する方向で調整しています。理工系をはじめとした高度な人材を獲得し、日本の経済成長につなげたい考えです。

首脳会談では、人的交流の拡大が主な議題の1つとなる見通しで、インドから日本への人材5万人を含め、今後5年間に双方向で50万人以上の交流を目指すことで合意する方向で調整しています。

理工系をはじめとした高度な人材を獲得し、日本の経済成長や地方創生につなげたい考えです。

また両首脳は宇宙分野で、水資源が存在する可能性があるとされる月の南極付近を探査するプロジェクトでの協力で一致するとともに、AIの開発や水素エネルギーの利用、先端的な医療分野の共同研究などでの連携も確認する見通しです。

さらに石破総理大臣は翌30日にモディ首相とともに宮城県を訪れ、半導体製造装置メーカーの工場を視察する予定で、半導体や重要物資のサプライチェーンの強じん化に向けた協力を具体化する狙いがあるものとみられます。

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