【DeNA】7年ぶり!止まらない筒香嘉智、右中間3発 ヤクルト村上と同日達成の異例事態…でも空砲
<DeNA7-9中日>◇30日◇横浜 主砲のバットが止まらない。DeNA筒香嘉智外野手(33)が18年5月20日の巨人戦(東京ドーム)以来、7年ぶりの1試合3本塁打をかっ飛ばした。 【動画】筒香嘉智が止まらない!1試合3発 2点を先制された直後の1回1死一塁、フルカウントから中日高橋宏の153キロ直球をコンパクトに捉えた。右中間席へグングン伸びる12号2ラン。「序盤で同点に戻せて良かったです。勝ち切るためにも、ここから一気に流れに乗っていきたいです!」と3試合ぶりの1発で試合を振り出しに戻した。 さらに同点の3回2死、カウント3-1から143キロのスプリットを捉えて右中間席へリプレーのような勝ち越しの13号ソロ。「コンパクトに振り抜くことができました。(石田)裕太郎が踏ん張って投げているのでこの後も後押ししていきます!」と小学校の修学旅行で自身のユニホームを着ていった生粋の横浜ファンである、後輩右腕を援護した。 締めは4点を追う延長11回1死一塁、梅野の150キロ高め直球をはじき返して右中間席へ運ぶ14号2ラン。意地を見せる一打でこの日3本目のアーチをかけた。同日には神宮でヤクルト村上宗隆内野手(25)も1試合3本塁打を放っており、同じ日に2人が1試合3本塁打という異例の事態となった。 筒香は8月にファーム調整から1軍復帰してからは好調をキープ。2打席目を終えた時点で直近6戦6発、さらに直近27打席で8本塁打と約3・4打席に1本塁打の異次元ペースでアーチを量産している。「右足で粘って変化球(も対応)という感覚がアメリカ行く前はある方だったんですけどそれが消えてた。拾えるようになったのは僕の中で打撃の幅は広がってくる」と話していた通り、直球と落ち球両方を捉えてみせた。 ▼筒香が2打席連発を含む3本塁打。筒香の1試合3本塁打は18年5月20日巨人戦に次いで2度目。延長回を含む3発は22年村上(ヤクルト)以来10人目で、DeNAでは初めてになる。この日はヤクルト村上も3本塁打。1日に3本塁打以上が2人も出たのは、10年6月29日のラミレス(巨人)とブラゼル(阪神)以来15年ぶり9度目。