偶像たちが目にしみる

これを読み返せば、君に捧げた一番大切なものがまた見られる

遠距離博愛(A.B.C-Z Concert Tour 2024『F.O.R』)

開演時刻を過ぎ、暗転した会場中央のモニターに映像が流れ始める。

土砂降りの中、1人だけ傘を持たずに走って帰る制服姿の女の子。

町の電器屋さんの前でしばらく雨宿りをすることにした彼女は、店頭のTVから流れる映像に目を奪われます。

そこに映っていたのは──……。 

 

A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R 11/4 昼公演@オリックス劇場

 

 

1.君じゃなきゃだめなんだ

4人体制始まりの曲で幕開け。

最後に4人で手を掲げて重ねるシーンが照明も相まってすごく美しかった。 

君じゃなきゃだめなんだ

君じゃなきゃだめなんだ

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2.Red Bee

メンバーがモニターに抜かれて名前が出る時、他3人は「はしちゃーん♡」「塚ちゃーん♡」「五関くーん♡」て感じだったのに戸塚さんの時だけ声にならない声で身悶えしていた。

真っ赤な照明にシルエットが浮かび上がって痺れる!てか、あっかんべーしないんかい!しないんだ?! 

Red Bee

Red Bee

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3.Fantastic Ride

久々にノーマルFantastic Ride。踊ってくれてありがとう😢 

Fantastic Ride

Fantastic Ride

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4.花言葉

曲間で軽く挨拶。

「みんな元気~?俺はね~……(何も言わず移動)」(五関)

五関さんの独特挨拶に困惑するはしとつ。動揺して出遅れる戸塚さん。

「……みんなで幸せになろう!💧」(戸塚)

「散ってしまいそうな」は戸塚くん。「ずっと君を守るよどんな時も」は橋本くん。聞き慣れたパートを違う声で歌われると、やっぱり「そっか~…」とはなってしまう。まだ。

花言葉

花言葉

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5.I-MI-JI

やってくれたな多田慎也

嵐(大野櫻井相葉のユニット)の謎曲の続編(?)をなぜかA.B.C-Zがやってくれてる。なんで?

バズりNIGHT

バズりNIGHT

豹柄衣装ってこの曲の為だと思ってたら普通にOPから着ててびっくりした。 

 

6.拝啓、今日を共に生きる貴方へ

白いワシャワシャを首にかけてセンターマイクで歌う戸塚くんなんてそうそう見られるもんじゃないので双眼鏡でロックオンしてました。

良い意味で「タイトルこれで合ってますか?!」1位 

 

7.Jigsaw

モニターにMVの映像が合成されててどの戸塚くんを見ていいか分からなかった(実物を見よう)(でもMVのビジュめっちゃ好きで……)

全員チャレンジ成功してたと思う! 

Jigsaw

Jigsaw

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A.B.C-Zショッピングチャンネル~

下手側に五関さんが登場。背後はグリーンバックで、モニターでは『くくる』の画像が合成されていた。変な人のZoom?

「どうも~!緊急で動画回してます!」(五関)

「皆さん、心理テストって好きですか?今日は皆さんの心を丸裸にしちゃいますよ~!!😉」

五関さんが取り出したのはご自身のうちわ。

「このうちわ!みんなはこのビニール剥がす派?(客席にちらほら挙がる手)あぁ~、せっかちさんですね」

※心理テスト

「部屋に飾ってくれてるのかな?後ろ向きに飾るよって人!(客席挙手)人見知りですね~」

※心理テスト

「まぁ表向きで飾ったってね、そんな微笑まれてもって感じですもんね」 

 

 

8.Stay Back(塚田ソロ)

ここまで“格好良い”に振り切った塚田くんのソロは初めて見たかも!

屋良くんの振付による格好良さと塚田くんが持つパワフルさが絶妙に融合していた。 

 

9.月に行くね、光の連続(戸塚ソロ)

先にソロコンで初めてパフォーマンスを見るという不思議な体験をした曲。

大まかにどういった構成なのかはレポで拝見していたので、階段のセットが運ばれてきた時からドキドキしてた。

その階段を這い上がるようにして登場した戸塚さん。衣装はご友人である又吉直樹さんデザインのグリーンのパジャマ。

各シーンの覚えているところで言うと、「さよならとただいま I'm home」では、手を振って、立っているステージを指して、客席にマイクを向けてた。

「pinkのsea 血じゃないかそれ」では右手を手刀にして左手首をシュッと切る仕草。

少なくとも今年の春くらいまでにはソロコンで披露した新曲はできていたわけで、その上でこれをグループのアルバムに入れた背景を思うとこちらも色々と来るものがある。 

 

10.じゃないほう讃歌

アイドルを目指す女の子のアニメーションが流れて、その女の子をA.B.C-Zが応援するような構成。

1番は橋五(前の曲が曲なので記憶が朧気)、2番は戸塚田。 

 

11.WAI WAI STAY

橋本くんは声がお洒落だな~とこの曲を聴くと特に思う。

骨格がお洒落な人がどんな奇抜な服を着ても様になるように、いわゆるトンチキな歌詞も橋本くんが歌えば様になる。 

WAI WAI STAY

WAI WAI STAY

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12.火花アディクション

モニターに戸塚くんの顔ドアップから始まって何事?!?!と思ったら火花だった 

火花アディクション

火花アディクション

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13.Crazy Accel

モニターに戸塚くんの顔ドアップから始まって何事?!?!と思ったらクレアクだった

クレアクやってくれるんかい😭とベイベッベイベ~~~🎵のないクレアクはクレアクちゃうやろ😭の狭間 

Crazy Accel

Crazy Accel

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14.STAR SEEKER

スタシカ?!?!?!

スタシカやってくれるんかい😭とソ~グルーミンナ~~ア~~ア~~イ🎵のないスタシカはスタシカちゃうやろ😭の狭間 

 

 

15.InaZuma☆Venus

イナビ?!?!?! 

 

イナビ?!?!?! 

 

イナビやってくれるんかい😭😭😭 

 

16.終電を越えて〜Christmas Night

「皆さ~ん!五関さんと塚田さんが2階席に行きましたよ~~」と言ってる戸塚さんを見ながら「戸塚さんは(どこ)⁉️⁉️」て絶叫してしまい連番してた友人に「そこにいるよ?!」と教えてもらった。大パニックすぎる。 

終電を超えて〜Christmas Night

終電を超えて〜Christmas Night

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17.チートタイム
チートタイム

チートタイム

18.SPACE TRAVELERS

この辺の曲を聴いた記憶がないんですが、戸塚さんが客席にいた女の子をおぶってステージを縦断していて萌え萌え♡大発狂をしていたからでした

後日そのお母様の投稿を見かけたのですが「おんぶして良いですか?」と断りを入れていたらしい⬅️正気で逆に怖

色々飛び越えて「パパ~~~‼️‼️‼️💖💖💖😭😭😭」て絶叫してた。 

SPACE TRAVELERS

SPACE TRAVELERS

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19.宇宙旅行

目の前のお立ち台に戸塚さんが来て発狂してしまい、五関さんからの宿題どころじゃなかった

てか戸塚さんも全然できてなかったし。「んん~??😾」みたいな顔してペンラにガンつけながらでたらめにボタンポチポチしてて笑った そうだね ペンラが悪いよね?祥太は悪くないよー(盲目花畑)

なんかここまではボーッと…と言うと語弊があるけど、同じ空間に4人がいる実感があんまり無い状態で見てて、でも目の前に戸塚さんが現れた瞬間に目のピントだけじゃなく脳のピントがようやく合って急に覚醒(めざ)めちゃってヤバかった 

 

20.ヒリヒリさせて(新曲)

思った以上にジャニ伝2幕の河合さんどこでこんな曲見つけてきたん?枠の曲っぽい。忍者とか男闘呼組とかその辺りの雰囲気。愛憎…駆け引き…一夜の衝動…みたいなヒリヒリじゃなくてもっと人生の話だった(カス説明)(YouTubeでMV載るので見てください) 

 

冒頭に戸塚田土台で五関さんを飛ばし(手前に立ってる橋本くんを飛び越える)、橋本くんがバク宙して曲が始まるんだけど、この回は五関さんが上手く飛べなくて仕切り直しに。

真っ先に舞台袖に向けて大きく×の手振りをして止めさせたのが戸塚さんで、その判断の速さに歴の長さが詰まっててグワ~~~と喰らってしまった。

塚田くんの反応は見逃してしまってたんだけど、見せ場のある橋五は一瞬喰らいつつもすぐに切り替えてて流石だった。

「……2回目やるなら条件がある」「さっきよりもっと大きい歓声ちょうだい😠」(橋本)

「僕からもお願いします」(五関) 

 

~MC~ 

 

話題はハプニングもあった新曲について。

「難しい!塚ちゃんよく百発百中で行けるね」(五関)

「もっと肩踏んじゃっていいよ!信頼して」(塚田)

「(信頼)してるんだけどねぇ」(五関)

「単純に、土台が3人から2人になったから安定度が落ちてる」(戸塚)

「土台もうちょい低くする?」(塚田)

「めっっちゃくちゃ良いグループじゃん……😭」(橋本)⬅️噛み締めつつも喰らってるような色々混ざってる言い方だった

「でも、2人(戸塚田)の俺を飛ばすぞ!って気持ちは伝わった」(五関)

「ロケットの打ち上げも結構失敗するって言いますから。それに比べたら(五関さんの方が)成功率高いですよ」(戸塚)

「こんなこと言うと恥ずかしいかもだけどさ、2回目の五関くんカエルみたいだった」(橋本)

「飛んだ時にちょっと斜めっちゃってどうしようもなかったのよ。空中で直すの無理じゃん」(五関)

「その後の振付も五関くんテンパってたよね」(塚田)

サビの肘を上げる振りを再現する塚五。妙に肘が直角で確かに不自然ww(本番は気にならなかったけど)

「歌詞がめちゃくちゃ刺さったよね。“こんなはずじゃない~🎶もっとやれるだろ~🎶”ってwww」(五関)

「また失敗しちゃうかもしれないけど」(塚田)

「いや、失敗じゃなくて経験を積んでるの」(橋本)

「また経験を積むかもしれない」(五関) 

 

大阪公演からセトリに新曲を追加したことでお疲れのメンバー。五関さんは前の晩にホテルでゆっくりお風呂タイムを過ごしたそう。

「浴槽がすごい縦長で。半分くらいお湯をためたんだけど、ちょっと浅く座ったらツルンッ‼️て」(五関)

「溺れかけてたんだ」(塚田)

「しょうがないからこう(浴槽の縁に)肘をかけて入ってたんだけど、肩スゲー痛くて」(五関)

「俺はたっぷりお湯張って、ザバーン!って入って贅沢な気分を味わう!漏れちゃうんだけど」(塚田)

「漏れ……💧」(戸塚)

「じゃあその後は体勢どうしてるの?」(五関)

「ちょっと腹筋入れとけば」(塚田)

「なんで風呂入って逆に疲れなきゃいけないんだよw」(五関)

俺は脚長いから脚で止めれる」(橋本)

「エェ⁉️」(五関)

「もうね(優雅な入浴姿すぎて)薔薇の花ちょうだい🌹✨って感じ。……いや今の違うな、忘れて」(橋本)

「薔薇の花?どれくらいですか?」(五関)

「忘れてください」(橋本) 

 

客席に男性ファンが増えていて嬉しいえび達。

前日の公演では前列に熱烈な橋本担の男性がいたらしく、

「その人に良亮が『ありがとね』って言った瞬間『はぁっ……♡』って(崩れ落ちる真似)」(五関)

「骨盤底筋がしっかりしていないんじゃないですか」(戸塚)

「wwwwwwwww骨盤底筋ってどこよ?wwwwwwwwwww」(五関)

「ココです。(己の股間を鷲掴み)(真剣)」(戸塚)

「どうやって鍛えるのか分かりませんけどね」(五関) 

 

ドジャースロゴの服着てる方も結構いらっしゃいますね。橋本さん効果ですかね」(戸塚)

「ねぇ!ドジャースね!」(五関)

「1番興味無いでしょ」(橋本)

「翔平くんもねぇ、凄いよねぇ行った年にね」(五関)

「何持ってないんだろうね」(塚田)

「めちゃくちゃ絵とか字が下手……いや個性的だとか」(戸塚)

「それも可愛いってなっちゃうけどね」(五関)

「にんじんが食べられないとか」(戸塚)

「ウ~~~ン…………………………………(沈黙)見つけたいなー」(五関)

※ここ盛り上がりも落とし所も見つからなさすぎて私が河合郁人だったら発狂していた 

 

「オフィシャルでは何も(弱点)ないんですかね?ワンちゃんを溺愛しているとか?」(戸塚)

戸塚さんのグッド・切り返しで犬話題に。

「うちのティーはもう人見知り犬見知りがすごくて」(五関)

「とっつーは会ったことあるんだよね」(塚田)

「本当にちっちゃい時ね。俺の家からラジオで生放送やって」(五関)

「コロナ禍の時ね。五関くん犬飼ってること全然言ってなくて。なのに明らかに犬の鳴き声が聞こえてて」(塚田)

「生放送でティーが鳴くたびに(Twitterで)『…犬?』『えっ、犬?』って」(五関)

「俺その時スタジオにいてさ、すごい鳴き声聞こえてるのに隠すのも良くないと思って!💦ほらみんな、変な妄想するじゃん」(塚田)

すいません

「俺だってウィン、ファン、ルンルン以外の犬が急にいたらみんな『えっ?』てなるだろうし。五関くんと犬って結び付かないじゃん」(塚田) 

マジで可愛すぎる五関家のティーちゃま

 

戸塚さん以外は全員犬飼いのA.B.C-Z。ツアー中はなかなか愛犬に会えず寂しいそう。

「昨日ごはん会があったんですけどもー。そこでず~~っと動物の話してて。すごい会いたくなった」(橋本)

「ヘェー」(戸塚)⬅️相槌じゃなくて“音”を発してた

「 (戸塚さんに)分からないでしょ」(塚田)

橋五の方に身体を寄せ、3:1の構図を作る塚田くん。

「じゃあ連れてくれば良いじゃないですか現場に」(戸塚)

「じゃあずっとここ(ステージ上)にいていいの⁉️」(塚田)

A.B.C-Zが計6匹の犬を飼っていることを踏まえてご想像ください(塚田3匹、橋本2匹、五関1匹)

「いや裏でスタッフさんに見てもらうとか~……」(戸塚)

それは粗相をしたら大変だし、慣れない場所に居させるとストレスになってしまう、という塚田くんの正論にむくれ始める戸塚さん。

「とっつー、折れてくれますか?」(五関)

「あぁハイハイ分かりました。お返ししますよ😩(手のひらを差し出しながら)」(戸塚) 

 

「多分だけどね、言われたくないと思いますけどね、五関さんまだジャンプ引きずってます。なんかそれを感じるMCでした」(橋本)

「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」(五関)

「助けてあげたかったんですけども」(橋本)

「wwwありがとうございます、お気持ちだけで」(五関) 

 

21.リマレンス(五関ソロ)

歌っていて涙が出るくらいキーが高いと言っていたソロ曲。

とてもお綺麗でした五関さん……。 

 

次の橋本ソロのセット準備の間に現れたのは、全身をツアーグッズで固めたグッズマン(塚田)?!

グッズマンの手にかかれば、ツアーTシャツは帽子にもズボンにも大変身。頭を通す部分を下にすればトイレにも行けるぞ! 

 

22.浮遊(橋本ソロ)

ステージには天蓋つきのベッドを模したセットが登場。

ベッドサイドの照明がカメラになっていて、まるで橋本さんを押し倒しているかのような構図がモニターに映し出されて大変だった。そんなシャツの襟のタグに“橋本”て書いてあるのも一周まわって良すぎ。 

 

23.渚のBack In Your Heart

塚五が2階席へ。

「(周囲のオタクに)次バラードだからシッ❗」(塚田) 

 

24.世界一

1階席前方のお立ち台にはしとつ(上手橋本、下手戸塚)。

顔をくしゃっとさせながら歌う戸塚くんこそが世界一でした……。 

 

25.One Way Blue
26.Enamel Slow
Enamel Slow(from Z to ABC-Ⅰ-)

Enamel Slow(from Z to ABC-Ⅰ-)

27.Dance Monster
28.FORTUNE

この辺のエモーショナル曲コーナーめっちゃ良かった(確か戸塚くん先導だったはず)

モニターに戸塚さんが抜かれて、身体を横向きにくねらせて「踊れ」と我々に命じた瞬間の会場の沸き上がり方すごかった 

 

29.Twilight Blue

大きな船の先頭を模したセット『F.O.R号』に立って歌う4人。 

Twilight Blue

Twilight Blue

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~挨拶~ 

 

30.君の隣で目覚めたい
君の隣で目覚めたい

君の隣で目覚めたい

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EC1.怪奇な美少女
EC2.頑張れ、友よ!

戸塚くんが「感謝カンゲキ雨嵐」のサクラップを歌い始めて弾け飛びそうになりました

感謝カンゲキ雨嵐

感謝カンゲキ雨嵐

  • J-Pop
  • ¥255
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どちらも嵐から降りてきた同士の戸塚担なんだけど、元二宮担友人は大喜びで全力でコールして、元櫻井担私は衝撃のあまり項垂れてたんですが、これは何かの研究に役立ちますでしょうか? 

頑張れ、友よ!

頑張れ、友よ!

 

 

 

おわりに 

 

新星A.B.C-Zに会いたい。戸塚くんに会いたい。そんな一心で友人を半ば巻き込む形で、生まれて初めて訪れた大阪の地。

本来は8月の予定だったのが台風で中止になり、11月に振替え公演の場を設けてくれました。 

 

4人のA.B.C-Zとの思い出が増えるごとに、5人のA.B.C-Zとの思い出が遠ざかっていく感覚とこれから戦っていくんだな、と思ってはいたけれど、目の前にいたのはまっさらな4人ではありつつ、その優しさと温かさは5人だった時と地続きだった。

5人時代の曲を歌った時には少し感じてしまったけれど、それでも思っていたより「5-1」ではなくて、しっかり「4」だった。

メンバーが減った。事務所が変わった。デビュー曲やメンバー紹介曲などのライブ定番曲もセトリから外れた。それなのに物足りなさは全くなかった。

「寂しくさせない」5人体制最後の公演をその言葉で締め括った橋本くん。その約束を果たす為にどれだけ4人が力を尽くしてくれたかは想像に難くない。

 

今を肯定することは過去を否定することに繋がるようでなかなか言えないでいたけれど、今なら言える。

最高のコンサートで、最高のA.B.C-Zだった。

その手応えはメンバーも同じだったようで、公演終盤の挨拶や後日更新されたブログで「4人でやっていく覚悟と自信がついた」「期待してもらえていると思えた」と言ってくれている。それが本当に嬉しかった。

 

個人的にはOPの映像に凄くグッと来てしまった。奇しくも私自身がA.B.C-Zを好きになったのが、映像に出てきた女の子と同じくらいの年の頃で。

そんな彼女が雨宿りのためにたまたま立ち寄った先で、『君の隣で目覚めたい』のMV(戸塚くんが雨に打たれるカット)を見かけて心を奪われる。私が戸塚くんに抱いているイメージと一致した映像でもあって、不覚にも目頭が熱くなった。

私にとって戸塚くんは、雨の日に傘を差し出してくれる人ではない。一緒に雨に打たれてくれる人でもない。傘を持つ人を羨んでは、こんなに雨に降られっぱなしなのは私だけなのかな、と崩れそうになっていた時に出逢った、私よりずっとずぶ濡れの人。それがあまりにも情けなくておかしくて、愛おしかった。

 

開演前に友人と色んなJr.が書いてくれた戸塚くんのソロコンの感想を読み返していて、印象的だった単語がある。

“博愛”

HiHi Jetsの猪狩蒼弥さんのブログに書かれていた単語だ。

今回のツアーは、戸塚くんだけではなく、A.B.C-Zの4人、スタッフの方々、ファン、関わる人達をまるっと総じて“博愛”というその言葉が似合う公演だった。 

 

すぐに振替の日程を組んでくれたこと。急遽新曲のパフォーマンスを追加してくれたこと。オーラスの『サポーターズ』は、そんなA.B.C-Zとスタッフとファンの“博愛”の結晶だったと思う。

その“博愛”の関係性は客席とステージだけには留まらない。遠く離れていても変わらない。むしろこの先、もっともっと拡大していく。

そんなキラキラとした確信とりくろーおじさんのチーズケーキを抱えて、上り方面の新幹線に揺られて帰った。