「綾波レイの幸せ」掲示板 四人目/小説を語る掲示板・ネタバレあり注意
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fld_lock.gif 新世紀福音戦士
投稿日 : 2022/07/16 07:04
投稿者 黒狼武者
参照先 http://ayasachi.sweet-tone.net/cgi-bin/bbs4d/patio.cgi?edit=847&no=0
地球天国事変
http://darkten.pa.land.to/cgi-bin/patio20130216/patio10.cgi?mode=view&no=4130

桜花姫
http://darkten.pa.land.to/cgi-bin/patio2/patio10.cgi?mode=view&no=3142

オレンジの頭髪、年齢十四歳、ツンデレ
惣流・アスカ・ラングレー
,
エヴァンゲリオン稼働実験時、機体を使徒の覚醒により汚染され、その後、目を覚まさなくなったアスカ。

以下略

ベットに横たわる少女
アスカ年齢十四歳
目を覚ますのをまつ少年
シンジ年齢十四歳

「ミサトさんも、綾波も怖いんだ。助けて……助けてよアスカ」
病室を訪れたシンジは、ベッドの傍らに立って目を覚まそうとしないアスカをじっと見ていた。

いつまでも返事をしないアスカの肩を揺さぶり、起こそうとするシンジ。

「助けて……助けてよ……助けてよ…………助けてよ……助けてよ…またいつものようにバカにしてよ…」

シンジの手にはオレンジの髪の毛、葉巻があった。

バリカンは一定のリズムで電子音を刻み続けていた。

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ…………うっ!」

シンジは自分の手に付いたオレンジ髪の毛を見て、衝動的な行為を後悔する。

「最低だ……俺って」

心電図のリズムがおかしい、覚めては欲しいがまだ覚めることは無いと思っていたアスカが目を覚ましたのだ。
お互いに目を合わせて言葉を失った。

「ァ…アスカ…アァ…」

ダメだ目を合わせられない。
起きて欲しかったが今はそれどころじゃない、頭部が。

「シンジ…え…これって…?」

アスカは自分の周りを見て恐る恐る自身の頭に触れる。
目をそらすシンジ罪悪感とは別に笑いを堪えてる自分がいた。

「あんた…バカァ…ァァ……」

アスカはそう言うとふたたび深い眠りにはいってしまった。
顔は真っ青だ泡を吹いている。
シンジは震えていた周りへの恐怖など忘れて、その時の感情は安心感さえ覚えるほどに。

「やべぇ…やっちまったよ、この先どうしよう」

この後量産型エヴァによりインパクトが起きたのは変わることはなく、アスカが目覚めるのは自然に生えた髪が元の長さに戻る数年後の話だった事は、知らない方がいい。
完結

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