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図書館をハシゴする毎日

「まったく、私をバカにしている。有名企業で事業本部長まで務めた人間ですよ! 賃金などの待遇やポジションを落とすことは到底できません。やり取りをすればするほど、腹が立ってきて、話が前に進みませんでした」

結局、転職先は見つからないまま、定年退職を迎えた。それから4年が過ぎ、現在の生活を振り返る。

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「同居する息子2人が出勤する前に家を出て、近所の人に会わないように、電車で30分ほど離れた公立図書館をハシゴする毎日です。どこの図書館にも、決まって私と似たような境遇の男性がいるもんですね。彼らと経済紙を取り合ったり、時には譲ったり。

今のところ、預貯金を取り崩して生活はできていますが、これからどうすればいいのか。遅ればせながら、人生設計を含めて練り直し、そのうえで、少しでも働くことができれば……そりゃ図書館で時間を潰すよりはいいですけど、さあどうでしょうか」

はたして浜中さんが満足する仕事は見つかるだろうか。

※浜中氏のエピソードは『等身大の定年後 お金・働き方・生きがい』(光文社新書・奥田祥子著)より

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