関東内陸部など最高気温40度予想 命を守る熱中症対策を

30日は関東甲信から九州を中心に気温が上がり、午前中からすでに各地で猛烈な暑さとなっています。午後は、関東の内陸部などで最高気温が40度と命に関わる危険な暑さが予想されていて、熱中症に厳重に警戒し、対策を徹底してください。

気象庁によりますと、30日も東日本と西日本の広い範囲で高気圧に覆われ、各地で気温が上がっています。

午前11時までの最高気温は
▽群馬県桐生市で37.8度
▽埼玉県鳩山町で37.6度
▽静岡県浜松市で37.3度
▽名古屋市で36.4度
▽東京の都心で36度ちょうどなどと、
すでに各地で猛烈な暑さとなっています。

このあとも気温が上がり、日中の最高気温は埼玉県熊谷市で40度と命に関わる危険な暑さが予想されています。

このほか
▽前橋市や甲府市、名古屋市、岐阜市で39度
▽さいたま市や静岡県浜松市、京都市で38度
と危険な暑さに、
▽東京の都心や岡山市、高松市で37度
▽水戸市や富山市、大阪市、鳥取市、福岡市、熊本市で36度
などと猛烈な暑さになる見込みです。

40度予想の埼玉 熊谷 午前中の様子は

埼玉 熊谷(午前9時)

日中の最高気温が40度と予想されている埼玉県熊谷市では、午前中から強い日ざしが照りつけ気温が上がっています。

午前10時ごろ、JR熊谷駅の周辺では日傘をさしたり冷たい飲み物を飲んだりする人の姿が多く見られました。

酒の販売店の10代の従業員は「配達中で首からタオルをかけていますが汗がとまりません。早く涼しいところで休みたいです。これ以上暑さが続かないでほしいです」と話していました。

また、70代の男性は「この時期に40度なんて記憶にないです。暑さにはうんざりでなかばあきらめています。水分をとり日陰を歩くようにして熱中症に気をつけたい」と話していました。

30都府県に熱中症警戒アラート

関東から九州にかけての30の都府県では、熱中症の危険性が極めて高くなるとして、熱中症警戒アラートが発表されています。

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京23区と多摩地域、千葉県、神奈川県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、島根県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県

31日も 関東甲信~近畿 危険な暑さに

31日も名古屋市で39度、大阪市で38度が予想されるなど、関東甲信から近畿にかけて危険な暑さになる見込みです。

その後も気温は高く、東日本と西日本では来週5日ごろにかけて猛暑日となるところがあると予想されています。

エアコンを適切に使用するなど涼しい環境で過ごすほか、水分や塩分を補給するとともに屋外の作業ではこまめに休憩をとるなど、熱中症に厳重に警戒し、対策を徹底してください。

30日午後は大気の状態が不安定に 雷や激しい雨に注意

一方、気温の上昇と湿った空気の影響で午後は、大気の状態が非常に不安定になり局地的に雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあります。

急な激しい雨による浸水のほか、落雷や突風にも注意が必要です。

雨雲予報 データマップ

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