「千葉科学大学」が沖縄「大城学園」に事業譲渡 国から認可

沖縄県の学校法人との間で事業の譲渡が決まっていた千葉県銚子市の「千葉科学大学」について29日、大学の設置者の変更が国から認可されました。

「千葉科学大学」は、岡山県に本部がある学校法人「加計学園」が20年ほど前に設置しましたが、長く定員割れが続いて厳しい経営状況となり、ことし3月、沖縄県名護市の学校法人「大城学園」との間で大学の事業譲渡が決まりました。

譲渡したあとも大学の名前や現在の学部・学科、学生の定員などが維持されるということで、文部科学省に設置者を変更する申請を行っていましたが、29日、認可されたということです。

事業譲渡をめぐっては一時、公立大学への移行が検討されましたが、銚子市の越川信一市長は「私立大学のまま継続されることは市として要望にかなうものだ。学生たちは防犯や防災活動など地域に大きな貢献を果たしてくれているので、引き続き、学生の確保に向けて市として連携していきたい」と話していました。

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