卒論指導拒否で准教授を停職処分 宇都宮大が男性の訴え受け調査、アカハラ認定

宇都宮大の准教授が、学生への卒業論文指導を拒んだのはアカデミックハラスメントに当たるとして、停職14日間の懲戒処分を受けていたことが29日、宇都宮大への取材で分かった。学生は当時工学部の4年生だった男性で、他大学の大学院への進学を希望していた。

宇都宮大によると、男性は2021年5月、大学院進学に必要な推薦書への署名を准教授に依頼したものの、断られた。その後、准教授は男性に「卒論は見ない」と言い、指導を拒否した。男性は別の教員から指導を受けて卒業。宇都宮大大学院へ進んだという。

男性の訴えを受け、大学側が調査してアカハラと認定。22年8月、准教授を停職処分にした。

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