伝統の「鯨汁」づくり 高校生が挑戦 岩手 久慈
洋野町に伝わる郷土料理で、クジラの肉を使った伝統の「鯨汁」づくりに、久慈市の高校生たちが挑戦しました。
29日は久慈翔北高校で食について学んでいる生徒17人が、優れた郷土料理の担い手として県の「食の匠」に認定された小向広子さんの指導のもと、「鯨汁」づくりに挑戦しました。
「鯨汁」は、かつて洋野町の角浜地区で正月などに食べられてきた伝統の郷土料理です。
生徒たちはクジラ肉の皮のついた脂身の部分を食べやすい大きさに切り、ごぼうやにんじん、ジャガイモなどの野菜と一緒に炒めた上で、鍋で煮込みました。
そして、小向さんの指導のもと、鍋に味噌や「凍り豆腐」を加えて「鯨汁」を完成させました。
生徒たちは砂糖とみそを混ぜたものを小麦粉の生地に包み、半月の形に整え、ゆでた「みみっこもち」も作っていて、完成した「鯨汁」とともに味わっていました。
調理した男子生徒は「地域で受け継がれてきた料理を自分たちも若い人たちに教えていきたい」と話していました。
講師を務めた小向さんは「若い人たちに郷土料理に興味をもってもらって、広めていきたい」と話していました。