経済成長
ある経済の活動規模が増大・拡張していくことである。
経済規模の計測は、一般的に国内総生産 (GDP) を用いて行う。
GDP
GDPとは国内総生産の事で、国内におけるモノやサービスの生産量の事です。
生産量に影響を与える要因として、就業者数、1人当たりの労働時間、1人1人のスキルなどがあります。
GDPには名目GDP、実質GDP、ドルベースGDPなどが存在します。
GDPと実体経済
商品やサービスの生産・販売や設備投資など、金銭に対する具体的な対価がともなう経済活動。その規模は、国内総生産(GDP)から物価変動の影響を除外した実質国内総生産によって示される。
実体経済を見る場合、国内の経済活動で使われている円における実質GDP(実質国内総生産)を見ます。
ドルベースの名目GDPがネットによくありますが、ドルベースの名目GDPは実体経済を示していません。
データを見る時は、どのGDPかの確認が重要です。
名目GDP
生産量以外に物価の影響を受けます。
スタグフレーションでは、実際の国内における生産量(実質GDP)が減り(不景気)、物価上昇により名目GDPだけが上昇します。
例えば、
国際通貨基金(IMF)は10月下旬、日本の名目GDP(国内総生産)がドイツに抜かれ、世界4位に転落するとの見通しを示した。
日本の名目GDPがドイツに抜かれると予想が出されています。
しかし、ドイツでは、
IMFの予想で名目GDPは3876.81から4070.34でプラスですが、
IMFの予想で実質GDPは3274.86から3257.34に減少していて不況です。
ドイツが15日発表した23年の名目GDPは、前年比6・3%増
大幅に伸びた要因は、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰などで、日本以上に激しい物価上昇に見舞われたことだ。物価の影響を除いた実質成長率は0・3%減と、3年ぶりのマイナス成長になった。
2023年の日本の名目国内総生産(GDP)がドイツに抜かれ世界4位に転落する見通し
ドイツ経済は目下マイナス成長にあえぎ「欧州の病人」とも指摘される。逆転は為替変動の要因が大きく
ドイツ国内では物価上昇により名目GDPが上昇しましたが、不況により実際の生産量が減少して実質GDPがマイナスのスタグフレーションです。
ただし、ドイツは日本と比べて、
努力家であり、名目GDPとは言え、日本を超すのは頷けます。
実質GDP
物価を考慮した実際の生産量を示し、国内経済の状態を示します。
国内経済が成長したのか、停滞しているのか、凋落しているかが分かります。
日本の自国通貨における実質GDPは
右肩上がりで日本は成長し続けています。
- 2008年にリーマンショック
- 2009年から2012年は円高不況
- 2019年からコロナ禍
ドルベースGDP
為替の変動を受けるので、当てになりません。
例えば、2008年にリーマンショックで就業者数が減少し、2009年から円高不況に入り就業者数の減少が続き、就業者数の減少は2012年まで続きました。
ドルベースGDPの場合、円高はドルベースGDPを上昇させる要素になり、円安はドルベースGDPを下降させる要素になります。
なので、円高不況で就業者数が減少し、モノやサービスの生産者が減少していた2009年から2012年、ドル換算したドルベースGDPの場合、数値が良くなります。
2012年は就業者数(モノやサービスの生産者)が円高不況時で一番下でしたが、円高だったのでドルベースGDPは最高点になっています。
- 賃金でも、ドル換算することで数値がよくなったりします。
- (日本人は日本国内で円を使い、モノやサービス購入するので、重要なのは円ベースの実質賃金です。)
- (1人当たりの実質賃金は1人当たりの労働時間が影響するので、1人当たりの実質賃金を語る場合、労働時間もセットになっている必要があります。)
- (時間当たりの実質賃金は、国民の平均的なスキルなどが影響するので、国民の平均的な勉強時間もセットで語る必要があります。)
ドルベースGDPで国内経済を語る場合、円高不況で就業者数を減少させ、就職氷河期にする事で、日本経済が上向くことになります。