トランプ政権、学生・メディア向けビザの期間短縮へ 留学生4年に
By Ted Hesson
トランプ政権が合法移民への取り締まりの一環として、学生、文化交流目的の訪問者、報道関係者に対するビザの有効期間を厳格化する方針であることが分かった。ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で6月撮影(2025年 ロイター/Bing Guan)
[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ政権が合法移民への取り締まりの一環として、学生、文化交流目的の訪問者、報道関係者に対するビザの有効期間を厳格化する方針であることが分かった。27日に発表された政府規制案で明らかになった。
この措置は、留学生や交換留学生、外国人ジャーナリストにとって新たな障壁となる可能性がある。
提案されている規制は、留学生向けのFビザ、文化交流プログラム参加者が米国で就労できるJビザ、メディア関係者向けのIビザに、一定の期間を設けるもの。柔軟な滞在資格が失われることとなり、米国での滞在延長を申請する必要が生じる。
米国政府のデータによると、2024年には約160万人の留学生がFビザで米国に滞在していた。米国は24年度(23年10月1日から)に約35万5000人の交換留学生と1万3000人の報道関係者にビザを発給した。
トランプ政権は提案の中で、ビザ保持者が米国滞在中に「監視と監督」をより良くするためにこの変更が必要だと述べた。
広告 - スクロール後に記事が続きます
トランプ政権は合法移民への監視を強化しており、思想などを理由に大学生の学生ビザやグリーンカードを取り消したり、数十万人の移民から法的地位を剥奪したりしている。
規制案によると、学生ビザと交流ビザの有効期間は最大4年。現在数年間有効のジャーナリストビザは最長240日、中国国籍保有者は90日となる。延長申請は可能。
中国外務省は28日、中国人ジャーナリストに対する新たな規制案についての質問に「特定の国への差別的慣行」に反対すると述べた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab