一関市の修紅短大と一関修紅高、同短大付属認定こども園は、3校を運営する新たな学校法人「修紅学院」(仮称)を2027年4月に同市に設立する方針を決めた。現在運営を担う学校法人「健康科学大学」(山梨県富士河口湖町、笹本憲男理事長)から分離して意思決定の迅速化などガバナンス(組織の統治)を強化し、より地域と連携した特色ある教育を目指す。
3校で組織する新法人設立委員会(委員長・中島元子一関修紅高校長)が27日発表した。新法人は現法人から資本分離して立ち上げ、理事は3校関係者のほか地元の有識者や教育・経済関係者らの就任を見込む。現法人からは登用しない方針。会社の定款に当たる「寄付行為」を策定しており、26年9月の認可を目指す。
3校は継続し一層連携を強化。職員約130人も継続雇用する。1899(明治32)年創立の小梨こま裁縫塾以来の建学精神「心の美しさ」を堅持するが、校名の「修紅」はイメージ刷新のため変更を検討する。
記事全文は8月28日付の岩手日報をご覧ください。