サークル「神経聴覚言語研」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
特殊な効果音と催眠の技術を組み合わせたサービスをします。
作中の至るところで音や音楽を流しながら暗示を小まめに入れるのが特徴で
催眠は深呼吸や脱力にバイノーラルビートを組み込んで深化を促し
エッチはエロ要素を極力削って暗示、音、カウントで3回のドライに導きます。
音や音楽でドライを応援
「ドライオーガズム それは射精を遥かに超えた快感」
玄音仔さんは明るくて穏やかな声のお姉さん。
音声を聴く際の注意事項や環境を説明した後
射精とドライオーガズムの違いを教えます。
本作品は2025年5月に発売されたサークルさんの代表作
「あなたも出来るドライオーガズム!」のリマスター版。
射精せずにそれよりも強い快感を長く味わわせることを目的に
彼女がおよそ80分に渡って催眠をかけたりそれを活かしたエッチをします。
全体の流れ、パート構成、プレイなどの基本的な部分は前作から変えず
同時に鳴らす音や音楽、声優さんの演技といった細かい部分が調整されてます。
まったく同じセリフも出てきますし、前作を既に聴いてる人はスルーでいいと思います。
結論から言いますと、今作は前作よりも「聴きやすさ」が大幅に改善されてます。
前作は音や音楽のボリュームが大きいせいで声を聴き取りにくかったり
全体的にしゃべる速度が速く、間も短くて首を捻る部分が色々とありました。
しかし本作品はそれらがことごとく見直されて良くなってます。
今作を一度聴いた後に前作と聴き比べてみたのですが
内容はほぼ一緒でも聴き心地は随分違います。
この2作を聴いてない人がどちらかに手を出すとしたら、私は断然今作をおすすめします。
注意事項の説明を終えた後に始まる
「2.射精の何倍も気持ち良い!?ドライオーガズムと開発手法の原理(約10分)」は簡単な説明。
これから何をするか、そのためにどうアプローチするかなどを専門用語を交えて話します。
「オキシトシンは 愛情ホルモンとも呼ばれていて 安心感や繋がり 信頼の気持ちを強くしてくれるもの」
本作品はドライオーガズムを最終目標に据えてるので
淫語をガンガン言ったり喘ぎ声を漏らす露骨なエロはやりません。
その代わり技術を駆使してドーパミンやオキシトシンといった脳内物質を分泌させます。
難しいことを色々言いますけど、要は射精と違う快感を味わわせますよってことです。
そのために彼女は催眠暗示と特殊な音を組み合わせて進めます。
催眠パートでは「ふぉぉぉぉん」という小刻みに揺れる音を鳴らしながら
それを聞くほど心身がほぐれたり心地よさを感じる暗示を入れます。
パートごとに音や音楽が変わりますから単調さはありません。
エッチも絶頂シーンで音を使って追い込みますし、声や言葉だけの催眠音声とは違う魅力を持ってます。
作品固有の要素を活かしたシンプルな催眠
楽な姿勢で目を瞑り、まずは深呼吸や脱力で心身をリラックスします。
「首の後ろ側に隠れている緊張が 指で優しくほぐされるように溶けていく その心地よさに身を委ねると 肩の力も 自然と抜けていきます」
深呼吸は吸って、止めて、吐くのを1セットにしてその後に軽い暗示を入れ
脱力は頭、肩、背中、腰、太ももと全身をおおまかなパーツに分け
上から下へなぞるように毎回「力が抜ける」と言います。
玄音仔さんの出演作を聴いたのは今回が初めてですが、演技指導をしっかりされてるようで安定感があります。
バックで流れる音や音楽もリラックスを後押しします。
前作では声と同じか少し大きいくらいで結構気になったのが
今回は音量を多少下げおり、主役ではなく彼女のサポート役に収まってます。
バイノーラルビートだから頭の中を軽く揺さぶられる感覚がするかもしれません。
現実世界の雑音を遮断する効果もあるので良い演出と言えます。
次の「4.聴くだけで幸福物質が出てくる~催〇深化~(約16分)」は深化と暗示。
先ほどとは別の音を流しながら1回目は階段のイメージを絡めてカウントを数え
2回目は普通に数えるのと同時に暗示を小まめに入れて催眠状態を強化します。
「太ももの付け根から下腹部にかけて 微かな熱が生まれ始めている それは徐々に強まり やがて上半身に広がっていく予感」
ここも音は神秘的な音色を控えめな音量で流して癒しを与え
彼女は雑念がなくなる、肌が敏感になる、体が火照る暗示を入れます。
深化がやや弱いので中上級者向けの内容ですが、やり方は理に適ってて条件を満たしてるなら普通に入れます。
ドライを目標に据えてる時点で初心者向けではないですし、別にいいんじゃないかなと。
前作とほぼ同じ流れや内容で誘導する割とシンプルな催眠です。
ドライに向けて心と体の準備をすることを目的に
深呼吸から入って分割弛緩法、階段のイメージを絡めた深化、体が敏感になる暗示と進めます。
前項でも書いたように内容の違いはほとんどありません。
しかし演技が催眠に適したものになってたり、音の扱いが丁寧になるなど
催眠によりかかりやすくするための微調整が随所でされてます。
今作のほうが癒されるし、彼女の言葉を聴き取りやすいです。
音と技術で追い込む催眠色の強いエッチ
プレイは感度強化、カウントによる絶頂です。
エッチな効果音はありません。
セルフはありません。
「ね、そこの音 ちゃんと聞こえてるよね? ゆらゆらとあなたの内側にまで染み込んでくる」
催眠を使って主人公を普段よりも敏感にした玄音仔さんは
電子音っぽい別の音を流して今度は快感を与えます。
エッチは直接触れ合わずに音と技術でイかせます。
最初の10分間は絶頂に向けた準備。
肌が熱くなったり体がピリピリする暗示を小まめに入れます。
「触れなくてもいい 何も使わなくていい ただ 意識を開いて この声と音に導かれて まずはあなたの体の敏感な部分に意識を向けていって 胸の表面から内側へと じわじわと温かさが広がっていく」
本作品では射精との違いを明確にするために、ストレートな淫語をできるだけ言わずに進めます。
性的興奮を高めずに絶頂感だけ膨らませる感じです。
だから催眠にどれだけ深く入れてるかが重要になります。
引き続き暗示は厚めに入れてくれますから、聴いてれば自然と体が反応するでしょう。
また乳首、股間、前立腺、全身と気持ちよくする部位を幅広くしてます。
たぶん人によってどこが熱くなったりムズムズするかが変わるでしょう。
私は脳とか股間に絞ったほうがイきやすくなると思うんですけど
より多くの人が楽しめるようにわざと手広く構えたのかもしれません。
成功率を取るか、大衆性を取るかの違いでどちらにも長所と短所があります。
次の18分間は絶頂シーン。
全体を3つに分けて1回目と2回目は10、3回目だけそれより多い数字を設定して数えます。
そして1カウント毎に長めの暗示を入れてじっくり追い込みます。
「チンポの感覚が変わり始め 普段より何倍も敏感になっていく 亀頭全体が敏感に反応し 特に裏筋の先端部分が引っ張られるような 心地よい刺激」
ここもカウント毎に乳首、おちんちん、前立腺と責める場所を変えてました。
最終的には全身で気持ちよくなることを見据えたアプローチです。
カウントが後半に差し掛かるとエネルギーを充填するような音が鳴り始めるのが良いですね。
「ぎゅいーん」という音を使って別方向から盛り上げます。
この内容なら最後の3回目が最もイきやすいでしょう。
1~2回目は練習と割り切って、3回目に決める感じにすれば上手くいきやすいです。
もちろん手前で絶頂しても構いません。
3回あればタイミングも合わせやすいので自分に合うやり方を見つけてみてください。
このように、エロさをできるだけ抑えて暗示と音で絶頂させる独特なエッチが繰り広げられてます。
前作の正統リメイク
玄音仔さんは主人公に射精とは違う快感を味わわせるために
まずは音や音楽を絡めた催眠で癒やしながら心身の感度を上げます。
そしてエッチはフェラやSEXといったプレイを一切やらず
感度を上げる暗示とカウントを組み合わせて3回の絶頂に導きます。
穏やかな女性がドライを目標に据えた催眠をかけるシチュ
やることを絞り込んでゆっくりじっくり絶頂感を高める催眠重視のエッチ
ほぼ全編で何らかの音や音楽を流す独特な作り。
前作の良いところは残して多少手を加えるように作品を組み立ててます。
中でも作りは音量が大きいせいで声よりも目立ってた前作とは違い
ちゃんと脇役として活躍できるような調整がされてます。
一部のパートでは主張の強い音を削除するなど、聴きやすさを意識されてるように見えます。
私は前作を酷評してるので、聴く前はそれなりの不安を抱いてましたが
実際に聴いてみると予想以上にまろやかでホッとしました。
演技も大幅に良くなってますし、売れてるからといってあぐらをかかないところが素晴らしいです。
この内容なら普通におすすめします。
絶頂シーンは3回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。
おまけは声優さんのメッセージと4つのBGMです。
CV:玄音仔さん
総時間 2:19:55(本編…1:15:20 おまけ…1:04:35)
オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点
体験版はこちらにあります
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