出水総合医療センターで91歳患者死亡 市が賠償金支払いへ

去年出水市立の総合病院、「出水総合医療センター」に入院していた当時91歳の患者が死亡し、市は、当時の状況などから医療事故だとして遺族に300万円の賠償金を支払うことになりました。

出水市によりますと去年7月出水総合医療センターで、誤えん性肺炎と新型コロナで入院していた当時91歳の男性患者が死亡しました。

市によりますと男性がつけていた呼吸器と呼吸器に酸素を送る機器との間の管の接続部が外れた状態になっていてその後、死亡が確認されたということです。

死亡が確認された2時間前には、患者の体調の異常を知らせるアラームが出でいましたが、モニターのあるナースステーションに看護師がいなかったうえ、看護師が携帯するPHSなどにもアラームが送られたのにすぐに患者の病室を訪れるなどの対応はとられなかったということです。

アラームはシステムの誤作動で出ることもあり、看護師が誤作動と思い込んだ可能性もあるということです。

出水市はすぐにアラームに対応できなかった体制に加え、呼吸器の関連機器の管理に問題があったことなど複数の要因が重なった医療事故だと結論づけています。

市は遺族と示談交渉を行った結果、300万円の賠償金を支払うことで合意し、来月1日から始まる市議会に必要な議案を提案することにしています。

出水市の鮫島幸二病院事業管理者は、「誠に申し訳なく、今後このような事故が2度と発生しないよう医療安全に万全を期し、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

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