天皇陛下、教皇と会見 スペイン語で「ようこそ」
天皇陛下は25日、来日中のローマ教皇(法王)フランシスコと皇居・宮殿「竹の間」で会見された。宮殿の南車寄せで出迎えた陛下は、教皇と笑顔で握手を交わし、スペイン語であいさつ。宮内庁によると「日本へようこそ。お目にかかれてうれしく思います」と述べられたという。
竹の間で着席しての会見は約20分に及んだ。同庁によると、教皇は気さくな人柄で、日本に対する関心が高く、終始和やかな雰囲気で会話が弾んだという。
陛下は「日本の人たちに心を込めて寄り添っていただいていることに感謝します」などと謝意を繰り返された。教皇は「9歳の時、両親が広島・長崎の原爆のニュースを聞き、涙を流していたことが心に強く刻まれています。私はこのような気持ちを込めて、メッセージを発出しました」と応じた。
話題は陛下がライフワークとする水問題にも及び、陛下が「教皇もこの問題に関心を有されているとうかがっています」と話すと、教皇は「重要なのは人々が環境問題に強い課題意識を持つこと」と強調し「若い人たちも施政者たちも共に行動する必要があります」と訴えた。陛下は「教皇が強いメッセージを出されていることに敬意を表します」と応じられたという。