函館市 市立病院の医療事故で患者死亡 遺族に和解金支払いへ

3年前、函館市の市立函館病院で、入院していた男性患者の治療をめぐり医療事故が起き、患者がその後、死亡していたことがわかりました。
病院を運営する市は、遺族に謝罪するとともに、2700万円余りの和解金を支払うことになりました。

函館市によりますと、3年前の6月、市立函館病院に入院していた市内に住む男性患者が、手術を終えて他の病院に転院したあと、肝機能障害を起こし、その年の10月に死亡したということです。

詳細は明らかになっていませんが、市は、この患者をめぐる市立函館病院での治療で医療事故があったことを認め、遺族側と示談交渉を続けてきました。

その結果、ことし6月、市は遺族側に謝罪するとともに、和解金として2700万円余りを支払うことになったということです。

函館市病院局はNHKの取材に対し、「ご遺族に改めてお詫びを申し上げるとともに、心よりお悔やみを申し上げます。この件を教訓に関係部門と協力して、再発防止のための改善策を徹底してまいります」としています。

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