自転車の新たな公営競技として21年10月に始まった「PIST6」が9月27、28日の開催をもって、26年3月まで休止することが決まった。主催者側を代表して施行する千葉市が26日、発表した。

休止の理由としては「既存の競輪と制度が異なるため、独自のシステムを使用していることから、車券発売チャネルが限定され、車券購入者が一部のファンにととどまっています。自転車競技をさらに振興するとともに、収益を活用した社会貢献を一層充実させるために、車券発売事業者が250競走の車券を取り扱いやすくなるように開催形態の見直しを行う間、一時休止することとしました」(抜粋)とした。

「PIST6」は、千葉競輪で売り上げの低迷と競輪場(17年12月を最後に閉鎖)の老朽化による存廃問題が持ち上がり、千葉市が、日本写真判定株式会社(現株式会社JPF)から国際規格に準拠した250競走による事業の提案を受けて開催に至った。

ルールは競技のケイリンに基づき、千葉競輪場跡地に建設された国際規格(屋内木製の250メートル)のドーム競技場「TIPSTAR DOME CHIBA」を舞台に、競輪のS級上位からチャレンジ(A級3班)の選手がカーボン製フレームの自転車を駆り、主に6車立てで争われている。2日制トーナメントに選手が1日に2走する昼夜2部制や、開催前日の計測タイムによる初日1走目の番組編成、他にもエンターテインメント性が盛り込まれた。

開幕した21年10月2日は3億5084万3000円の車券売り上げがあったが、想定するほどの伸びは見られなかった。ライン戦がなく、選手が急勾配のコーナーをハイスピードで駆け抜ける。開幕節を制した雨谷一樹や河端朋之らダッシュ自慢が名をはせた。