大学入試で採点ミスです。新潟県立大学が2月に行った入学試験の英語で採点ミスがあり、本来合格していた9人が不合格になっていたと発表しました。
【新潟県立大学 若杉隆平 学長】「心よりお詫びを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

県立大学によりますと、採点ミスがあったのは、今年2月に実施した国際経済学部の一般選抜の入試です。

『A日程』と『B日程』の英語それぞれ1問で、正解の答えを間違いとして採点していたということです。

採点し直したところ、本来合格していたはずの9人が不合格になっていたことが分かりました。

採点の担当者が持っていた正解表が誤っていたことが原因とみられています。

【新潟県立大学 柳町裕子 副学長】「問題を作成し点検をする過程では正しい答えで点検をずっと行っているわけですので、なぜ採点の時にそのようなミスが起きてしまったかというところを、まさに今後検証していかなければならない」

今月1日に解答例をウェブサイトで公表したところ、入試の問題集を扱う出版社から指摘があり、ミスが発覚しました。

大学は今月23日に9人に合格通知を送り、意向確認を始めました。

入学を希望した場合、4月の入学者と同じ時期に卒業できるよう履修支援を行い、4月に入学していれば負担する必要のなかった費用などは補償するとしています。

大学は26日、再発防止検討委員会を設置しました。