水族館の人気者、大海原へ戻る間際の悲劇――ジンベエザメ・10代目ユウユウ いけすの網に絡まる 死因は循環不全と呼吸不全 かごしま水族館
鹿児島市のかごしま水族館は22日、海に戻すため搬出した南さつま市笠沙町沖のいけすで19日に死亡が確認されたジンベエザメ、10代目ユウユウの死因を循環不全と呼吸不全と発表した。 【もっと詳しく】かごしま水族館で最長6年飼育したジンベエザメ、戻る寸前の海で死ぬ
解剖で病変などは見られず、何らかの理由で体全体がいけすの網に絡まり、血液の循環や海水を取り込んでの呼吸ができなくなったとみている。 ユウユウの体長は約5メートル、いけすは20メートル四方で深さ7メートルだった。佐々木章館長は「網の形状や24時間監視できる態勢導入など、海に帰す方法全般を改めて検討する」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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