釧路港に初水揚げのクジラが市場に 買い求める客で賑わう
今月20日から始まった釧路沖の商業捕鯨で、初めて水揚げされたミンククジラの肉が釧路市の市場に並び、買い物客でにぎわっています。
釧路沖の商業捕鯨は今月20日に解禁され、3日目の22日にはミンククジラ2頭が捕獲され、釧路港に初めて水揚げされました。
釧路市中心部の和商市場にある鮮魚店では、25日朝、70キロのクジラ肉を仕入れ、赤身や舌の部位「さえずり」などに分けて販売しました。
価格は赤身が100グラムあたり540円と例年並みで、開店直後から次々と買い物客が訪れていました。
買い物に訪れた市内の80代の男性は「クジラが店頭に並ぶと聞いて買いに来ました。クジラの刺身で晩酌するのが楽しみです」と話していました。
鮮魚店の野下龍一さんは「刺身や焼き物で楽しめますが、まずは刺身がおすすめです。売れ行きもよく残りも少なくなってきたので早めに購入してほしい」と話していました。
商業捕鯨は国が定めた捕獲枠に沿って行われ、釧路沖ではミンククジラ77頭とニタリクジラ20頭を上限に捕獲が行われることになっています。