薬品廃棄処理で有害物質 吸い込んだ職員搬送、岡山県工業技術センター

 25日午後0時15分ごろ、岡山県工業技術センター(岡山市北区芳賀)から「施設内で硫化水素が発生した」と119番があった。岡山市消防局などによると、50代の男性職員が誤って吸い込み、市内の病院に搬送されたが軽症もよう。

 センターによると、同日午前9時ごろ、薬品を廃棄処理するため、別の職員が実験室で薬品を混ぜ合わせて中和する作業を実施。その後に入室した男性職員が臭いで異変に気付き換気したが、約3時間後に体調不良を訴えたという。

 混ぜ合わせた薬品から発生したのは硫化水素とみられ、同センターは「処理手順を確認するなど、同じ事故が起こらないよう指導を徹底する」としている。


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