DEEP STATEは24日「ウクライナ軍がスームィ方面アンドリイフカから北に前進した」と報告、激戦が続くドネツク州では複数の動きに加え、ロシア人ミルブロガーのДва майораが「美しい報告のせいでウクライナ軍がノヴォエコノミチネからミコライウカに前進した」と報告した。
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ポクロウシク方面やドネツク南西・ドニプロペトロウシク南東方面では複数の動きに加え、興味深い発表、指摘、報告が登場
RYBARはスームィ方面について「ウクライナ軍がオレクシイウカを両翼から攻撃している」「ロシア軍がコスティアンティニフカを攻撃している」と報告していたが、DEEP STATEは24日「ウクライナ軍がアンドリイフカから北に前進した」と報告し、アンドリイフカとキンドラティフカを奪還したウクライナ軍がオレクシイウカに向っていると強く示唆している。
スームィの北と東は広大な森林地帯に守られており、ロシア軍もリマン方面やクピャンスク方面の広大な森林地帯の突破に失敗しているため、もしロシア軍がスームィに向かうなら「広大な森林地帯の突破」ではなく「西への迂回」を選択する可能性が高く、ウクライナ軍がユナキフカ方向ではなくキンドラティフカ方向に予備戦力を投入しているのは「森林地帯で保護されていないホーティン方向への突破」を阻止するためだろう。
ポクロウシク方面やドネツク南西・ドニプロペトロウシク南東方面では複数の動きに加え、ゼレンスキー大統領が24日「当該方面で非常に良い結果が得られた」と発表、シルスキー総司令官も「ドネツク方面でクラマトルスク地区ノヴォミハイリウカ、ポクロウシク地区ミコライウカ、ヴォルノヴァハ地区ゼレニ・ハイを奪還した」と報告、視覚的にもウクライナ軍がヴォルノヴァハ地区トルストイを奪還したことを示す映像、ロシア国防省7月24日に占領を発表したノヴォエコノミチネからミコライウカ方向にウクライナ軍が前進してロシア人兵士を捕虜にした映像が登場。
まだ情報が交錯しているため「具体的な前線の評価」はDEEP STATEやRYBARの報告待ちだが、既にロシア人ミルブロガーのДва майораは「美しい報告のせいで敵がノヴォエコノミチネからミコライウカに前進して我々の兵士を捕虜にした」と指摘、Два майораが引用したロシア在住のジャーナリスト=ポドリャカ氏(親露派と呼ばれるウクライナ人)も以下のように述べている。
“ポクロウシク方面の状況はダイナミックに動いているため、ここの前線ラインは連続しておらず、ウクライナ軍の破壊・工作部隊はロシア軍陣地の間を容易すり抜けることができ、ドローン部隊と連携してロシア軍の後方陣地を制圧している。特に後方陣地を守る兵士は油断している場合が多いため警戒も手薄だ。そしてロシア人兵士を捕虜にして「投降したロシア人は生き残れる」と偽った映像を撮影し、ロシア軍の陣地が大規模な部隊によって突破され「前線ラインが崩壊した」と見せかけようとしている。これはロシア軍にパニックを引き起こすことを目的にしている”
“上記の映像もウクライナ軍がヴォエコノミチネからミコライウカ方向に突破したと見せかせる演出の一環だ。映像の中で生きている捕虜も既に存在しない。なぜなら映像を撮影すれば捕虜は不要となるためだ”
シルスキー総司令官の発表、Два майораの指摘、ポドリャカ氏の報告が事実かどうかは不明だが、特にポドリャカ氏が言っていることは「ロシア軍の破壊・工作部隊が引き起こした問題=ポクロウシク市内への侵入事件やドブロピリア東郊外のロシア軍突破など」の逆バージョンで、如何にポクロウシク方面(もっと言えばドネツク方面全体)の状況が安定的ではないか、どちらも前線を十分にカバーするだけの兵士が不足している現状、少しでも成功を大きく見せようとする情報戦が活発かを浮き彫りにしている。
追記:不満が多いので「ウクライナ戦況に分類した記事」のコメント欄は閉鎖しました。これで「あのコメントが表示されない」「自分のコメントが反映されない」「気に食わないからコメントが消された」という不満を解消できるでしょう。
過去記事のコメント欄も「今後RYBARを”ロシア人ミルブロガーが運営する”と書かれてるが、ミハイル・ズヴィンチュク氏は運営者を自称してるだけでRYBAR自体は殆どが非公開の匿名状態組織だという点は注意。ミハイル氏を雇いロシア人が運営してると印象操作してる場合も有るので、ロシア情報は露政府公式を自分で翻訳して見るのをすすめる」と過去記事1つ1つに書きこむ関西在住の工作員が現れたので閉鎖しました。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
















