特集アニメ「cocoon〜ある夏の少女たちより〜」

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この番組について

ある夏のどこかの南の島で、少女たちに起こったことは、いつか私たちに起こることかもしれない…。 穏やかな日常がいつの間にか戦場へと変わり、命が絶望的な状況に置かれたとき、私たちは何を感じるのか。太平洋戦争での沖縄戦に着想を得た今日マチ子によるマンガ『cocoon』を原作に、日本アニメの将来を嘱望される若き才能とベテランたちが、2025年に届けたい物語として描き出した。 過去と今、そして未来を考えるためのアニメーション。 ◆◆あらすじ◆◆ 戦時下の南方の島で、女子校に通うサンとマユ。 授業の代わりに陣地構築の作業を行っていたが、やがて壕の中の病院に駆り出されて看護隊として負傷兵の世話をすることになる。仲間たちと明るく過ごした日々は、いつの間にか終わりを告げる。 極限の状況下で、サンとマユはどこに向かうのか。 ◆◆キャストコメント◆◆ <マユ 満島ひかりさん> 何者でもないわたしたちが 知らない何かに怯えて、信じて、身をつくす。 「戦 / War」と呼ばれるものの姿を どんな風に語り継ぐか?語り継ぐべきなのか? どの言葉でも現しきれない事実を カタチで表すことには、葛藤があります。 少女のころに沖縄で学んだこと 上空に兄の名を呼ぶ、祖母の原体験 シリアの難民キャンプで聞いた怒り 現在進行中の、ありえない現実 わたしたちの近くの見えない争い あっちの敵とこっちの敵と。 オール手描きの画が生き生きとあったかくて 万理華ちゃんや仲間たちとの収録時間が 何とも愛おしい時間だったことに、感謝です。 ひとりでも多くの方が無事に眠れて 健やかに朝を迎える日常でありますように。 <サン 伊藤万理華さん> 今日マチ子さんの作品で初めて手に取ったのが「cocoon」でした。 何が起きるかわからないあの場所で、心の中を彷徨(さまよ)いささやかな時間を生きる少女たちに何度も胸を打たれ、気がついたらシミシワだらけでくたくたになった一冊です。 そんな御守りのような作品のアニメーションでサンを演じることが決まった時、恐れ多くも運命的だなと感じました。 ずっと頭の片隅で生きていたサンに会えて嬉しかったです。 脆(もろ)さも強さも繊細に表現された映像表現に圧倒されながらも、追いつくように今ある全てを尽くして心を重ねました。 一緒に作っていこうと丁寧に向き合ってくださったキャスト、チームの皆様に感謝しています。 どうか多くの方に届きますように。 <タマキ 日笠陽子さん> オーディションを頂いた時、学生の役ということと、作品の方向性・時代背景等を考えながら受けました。 アフレコではメインのお二人が「生きる」ことを主軸にお芝居されていました。 サンの物語である事を念頭に置きつつも、タマキとしてその場で感じたことやその場で出たものが一つの答えだと確信しながら自分の心が動いた方へ向かえたと思います。 日本の戦時中の現実はどんどん過去になりつつありますが、海の向こうでは現実として今も起こっている。 忘れないで、とは口には簡単に出せるけれど、ではどうしたら良いのか?今アニメーションというパワーやエネルギーがあるもので表現されていくことはとても意義があったのだと感じています。 誰かの心に一枚の花びらとして残っていきますように。 <ヒナ 本村玲奈さん> サンやマユ達、みんなのことを本当の友達のように思って演じさせていただきました。 ヒナの人生に出会えたことは、私の一生の宝物です。 みなさんに、時間が経っても、何度でも、「cocoon」を思い出していただきたいです。 いつかまたどこかで、みんなに会えますように。 <マリ 赤﨑千夏さん> 想像の入り口に一歩立つだけで足がすくんでしまうような世界で、彼女たちはどう生きているのか。 少しずつ紐解きながら、支え合いながら、足跡を残していったような収録でした。 サンとマユはこの世界のどこにもいないけれど、どこにでもいるんだと思います。 <ユリ 古賀葵さん> 私は、オーディションでこちらの作品を知りました。 言葉にすると簡単になってしまうのですが、たくさん考えて、現場のかけ合いや空気を大切に感じようと収録に挑みました。 普段の収録とは異なる収録方法だったり、映像としての表現の工夫に、 関わっているみなさんの想いが伝わりましたし、お芝居の面でも本当に学ぶことが多く、貴重な収録になりました。 長時間の収録の中で、満島さんが差し入れてくださった美味しいおにぎりをみんなで食べたのも、良い思い出です。 作品を観てくださったみなさまにとって、なにか考える、感じるきっかけになればと思います。 <カエデ 宮本侑芽さん> 以前、東京芸術劇場で上演されたマームとジプシーさんの舞台「cocoon」に大学の親友が出演しており、観劇をして作品に触れていました。学生の頃から知っている友人が、この時代の、ほとんど等身大の女の子達を演じている姿に、当時とても影響や刺激を受けました。そんな日から数年後に、自分の手元に今作品のオーディション資料が届いた時は運命のように感じ、あの時受けた衝撃や想いをそのままにカエデを演じました。アフレコブースでの体験は確かにその時の空気を感じるもので、いろんな想いが込み上げる日でした。 <先生 庄司宇芽香さん> サンとマユの声を聞いて 「あ、この世界に入っていけば大丈夫だ」と、お二人のお芝居に引っ張っていただきました。 スタッフキャスト、熱量の高い素晴らしい方々とご一緒でき本当に幸せな現場でした。 ご覧いただいた方の心に引っかかり、考え想う、きっかけとなってくれたら幸いです。 ――― 原作 今日マチ子『cocoon』 声の出演:満島ひかり(マユ) 伊藤万理華(サン) 日笠陽子(タマキ) 本村玲奈(ヒナ) 赤﨑千夏(マリ) 古賀葵(ユリ) 宮本侑芽(カエデ) 青柳いづみ(シホ) 沢城みゆき(カホ) 庄司宇芽香(先生) 監督:伊奈透光 音楽:牛尾憲輔 アニメーションプロデューサー: 舘野仁美 アニメーション制作: ササユリ 制作::NHKエンタープライズ 制作・著作:NHK エンディングテーマ「ずっと ずっと ずっと ~cocoon Ver.~」 作詞・作曲 千葉はな 編曲 原田郁子 歌 伊藤万理華 ©今日マチ子(秋田書店)/NHK・NEP

出演者・キャストほか

  • サン
    伊藤 万理華
  • マユ
    満島 ひかり
  • タマキ
    日笠 陽子
  • ヒナ
    本村 玲奈
  • マリ
    赤﨑千夏
  • ユリ
    古賀 葵
  • カエデ
    宮本 侑芽
  • シホ
    青柳 いづみ
  • カホ
    沢城 みゆき
  • 先生
    庄司 宇芽香

放送

  • 総合

    8月25日(月) よる11時45分