水平ドラムのヒートポンプ式洗濯乾燥機シリーズ。名称のDXは多機能機、以下DM、SDとかエアウォッシュやら洗剤自動投入とかを省いたのがあるようです。数字は洗濯容量。*はMから始まり毎年NPRと小変更で変遷。OとQは欠落
まっすぐドラム
まっすぐドラムのこれほんとうに有効。
当然乾燥時にも個々の衣類に風が当たるので速く乾くのですが、少ない発熱ワット数に減らすことで消費電力削減に振ったようです。途中でとめるときは2分くらいで除熱し扉が開くのは湿気を除いていくヒートポンプ式だから。ヒーター式だと10分くらい待たないと開きません。
【オマケ】扉の高さが低い
そしてドラムの位置がとても低いです。うちでは高足洗濯パンに交換していますがこれでもまだ低いと思います。同じ排水トラップを使う同じ面積の洗濯パンには割と簡単に交換できますが、製品確認のためにはいったん洗濯機をどけないと無理かも。排水トラップは10センチくらいのデカいネジ山でパンを挟み込む構造になってるのでそれを緩めて締めれるスキルがあればですね。普通に買うと渋沢さん超えですがメルカリで新品4000円くらい送料込みで入手。排水トラップも洗濯機交換ごとくらい中身は交換しましょう。ヤフオク調達。この機械コンパクトだけどドラム式で最重量、振動軽減ダンパー4本仕様でかなり硬質の揺れが生じるようで、よくある樹脂製の4つ独立しているかさ上げゲタは推奨されていませんで、純正のゴム板3cmと1cmがあります。両方重ねても4cmにしかならず、値段は洗濯パン+トラップより断然高い。振動低減用で高さを上げる目的で使うものではないです。ハナから高足の洗濯パンに設置してるからか振動が大きいと感じたことはないです。高足でないと設置の際に排水トラップにホースを繋ぐの大変ですし、排水トラップに手が入らないからといって全く掃除しないわけにもいかないですよ。以上洗濯パン内に排水するタイプでの話でした。最近は排水を洗濯機の下でなく横に設置するおうちが増えているそう。
操作パネル
操作性は悪く直感的に使えません。説明書を熟読する気が無いなら買うのやめましょう。だいたいAiウォッシュで大丈夫ではありますけど。服の上からおなかが触れるだけで電源入ります。値を変更するのにロータリー式つまり1→5→ゼロに戻る、になってる機械は嫌い、+と-があって然るべし。
除菌・エアウォッシュ
UVライトはドラムの外側にあり、除菌可能なのはドラムの外側にある水や空気です。ライトは光を遮る向こう側には全く効果ない性質なので東芝のみたいに不透明な衣類に当てても表だけだし、除菌できるくらい強い紫外線だと繊維も痛むし、どんだけ効果あるんだか。医療機関での滅菌器具キャビネットの紫外線灯は演出で、そこに収める前に別の方法で滅菌しています。
AQUAの運転中見えてる光は演出のための青色LEDで、UVライトとの関連の説明はなく、前のめりでユーザーを騙す気まんまん。床下にも青い光が漏れています。大黒パーキングエリア仕様のランボじゃないんだからと思ったんですが、こっちが洗濯槽奥から乳白色樹脂の洗濯槽を透けて見えてるUVランプの漏れのようです。ドラム内部にそれの光漏れは起こっておらず、ドラム内の洗濯物を照らしてるのは別制御の青LEDでしょうね。このへんはユーザーの平均的リテラシーに合わせそうなったんだと思います。ちゃんと調べず雰囲気で買うのが普通ですし。
衣類にUV当てて除菌を謳う東芝と衣類に当たらないドラムの外側にUVランプがあり青色LEDで衣類にUVを当ててる演出をするAQUA、どちらが誠実寄りなのでしょうかたぶんどちらも地獄に落ちるほうっぽい。
AQUAのUVはドラム裏側と洗濯槽下端にある水溜まりのカビや微生物繁殖を抑制する目的なんだろうと思います。後述する【オマケ】循環ポンプが排水フィルターの後に配置されていないにあるよう、どうやら循環ポンプや洗濯槽下端の水溜まりから取水してるっぽいからそこをネトネトにしたくない意図があるのかも。ただ、多機能機のDX12RにだけUVがあるということは余計なフリル飾りなのかも。
サンヨー時代はオゾンでにおいを分解となってましたが、今は違いUVライトと超音波で発生させたミストで汚れやにおい除去の効果は低いか無いかのどちらか
ヒートポンプ乾燥
乾燥風の流れとパーツ配置。パナソニックと逆の向きに流れます
乾燥フィルターのメインの詰まり取りは機械に任せる構造
補助フィルターにホコリがあがってきます。うちの場合週一回程度では全面詰まるくらいの量ですから毎回やってます。
乾燥フィルター自動お掃除のところに排水フォルター(原文ママ)だけ毎日取れと書いてますが、ほとんどひっかかることがない。数回使っていくと毎日取れの理由がわかりました。
2つ上の乾燥フィルター自動お掃除は乾燥時に毎度動いてるわけでなく、ある程度糸くずホコリが溜まってから、洗濯のときに水を流したりワイパー動かしたりして、勢いよく洗い流す設計。
洗濯だけした直後にごっそり糸くずが落ちてきて排水フォルター(原文ママ)に溜まってたことから、それが前に洗濯乾燥したもの由来の色してたのでそういうわけかと。
乾燥途中で水ジャーワイパーコキコキするわけないでしょ。他に考えられるのは下の【オマケ】の洗濯槽からのジャバラホースの途中に糸くずが引っかかり、洗濯の排水など水流がきわめて多いときにフィルターまで落ちてくる設計ともとれます。
ですので排水フォルター(原文ママ)を運転終了後毎回掃除するのは大事です。
しかしこんなスペル間違いせんやろ。中国で作ってるからか
そしてこの機構が最初に使われたDX12Mではワイパーの動作不良・組付け不良だかの不具合が発生し、後継機種への交換で対応がなされたようです。ドラムの後ろ側にあるから引っ張り出さないと整備できないのと、売った機械を一度にリコール交換すると人員が足りないので交換したほうがマシという経営判断だったようで。
【オマケ】循環ポンプが排水フィルターの後に配置されていない、というかどこにもない
下画像は床下から扉の右下を撮影したもの。右側白い樹脂のパイプは扉側に位置する排水フィルターを挿してるパーツです。脇腹に繋がる右上ジャバラホースは洗濯槽からの排水。
白い樹脂の先(左)ジャバラでつながっているのは排水弁(ギアモーター駆動)。そう、ここに循環ポンプがありません。AQUAではこのこと一切PRしてないですけど、他社製品とは際立つ特徴。ユーザーが排水フィルターの掃除をサボって糸くずホコリとカビドロドロにしてもそれを通過した排水を循環しないわけで。
画像に写ってない奥側まで観察しましたが循環ポンプはここにはありません。あるとしたら洗濯槽の下側に直付けしてるのではないかと。取説に目を通しましたが循環を一切してなくて、上水だけを洗濯槽に入れてるようです。
洗濯乾燥機分解クリーニングプロの方はメンテしやすい某社の洗濯乾燥機を勧めますが、排水フィルターから排水を循環しないAQUAはメンテ不良ユーザーの機械で生じる糸くず循環を断ち切ってるわけでヒートポンプユニットの詰まりを誘発することもないからそれをユニットで交換することも想定していないのかも。もしかしたら天下獲る。街の洗濯乾燥機分解クリーニングのプロはAQUAはお断りといってますが、ホコリ詰まりの原因を取り払ってるのでクリーニング業者の出番がなく、金が落ちないだろうから彼らはユーザーに勧めないだろうねという話なのでは。数年後が楽しみ。
他社の排水循環はクソみたいな設計、構成をキャリーオーバーで継承してなければ現状こうはなってないはず。まあドラム式洗濯乾燥機自体がガラパゴスだからしょうがない。
パナソニックの2025年現行モデルだとこんな。循環ポンプの右側が排水フィルター
ヒートポンプ
ヒートポンプのコンプレッサーは扉の左下に設置、配管で右上のヒートポンプにつなげている方式。詰まり等で丸ごと交換対応可能なパナソニックの真似も無理ですね、冷媒ガスはR134aで大気開放プシュ―して交換後ガスを適量注入とかのスキルを修理に来る人たちが持つようになるわけない。
発表会時のカットモデル、扉左下に設置されているコンプレッサー。配管はろう着で組んでて冷蔵庫っぽく、分解組み立て前提の車のそれとは全然ちがう
【オマケ】排水トラップは機械入替えを期にキレイに保つようにしましょう
ネットショッピングや大型量販店の店頭で購入した場合、使っていた洗濯機と入替えで新しい洗濯機を持ってくる配送屋さんは、旧いほうを搬出搬入でいったん居なくなるタイミングで「いま、掃除していいですよ」とかぼやっとしたことを言います。うちのはトラップ部を交換して数日なのでキレイなんで、言ってる意味が最初わかりませんでしたがルーチンで言ってるわけか。ほんとうの意図は「ふだん手入れが行き届かない洗濯パン特に排水トラップをきれいにするまたとないチャンス」なんですが、そうはっきり言っちゃうと購入据付け依頼作業なので当然ながら「やってくれんの?」という流れになります。個人の責任の範囲でボヤっとしたことを言ってるのでなく、会社からの通達で「はっきり言うな、排水トラップが詰まりそうあるいは詰まっていてもそのまま繋げ」なんだろうね。余計な作業したらダメ、と。排水トラップを定期的にキレイにする習慣のないお宅でもそのまま繋ぐんでしょう。辛い仕事ですね。配送据付け専業で故障などトラブルのサービスはやっていないのだったらどういう結果を招くのかまでは知らんかも、という可能性はあります。
真下排水の場合はひじまで入るかさ上げ高が必要です。今回のAQUAだとゲタで上げると振動が出るので洗濯パンを更新するほうが安心です。
まとめ
この機械は乾燥フィルター自動お掃除が使用経過とともにちゃんと機能維持できるかが肝。
乾燥フィルターシャワー+ワイパーは乾燥と違うタイミングで作動していて、予測不能なときに行われて取れた糸くずが排水フォルター(原文ママ)にごそっとトラップされるので毎回の確認は大事。パナソニックとかだと掃除をサボってなんかばい菌ネトネトしはじめた排水トラップの糸くずが再循環ポンプで吸い上げられポンプやパイプに糸くずが詰まったり、洗濯槽にもどしたりするわけよ、毎度掃除しましょう。AQUAの場合それはしてなさげですがたまったクズが固まりで剥がれ、下流の排水弁にひっかかって詰まるのを回避するための排水フィルター掃除ではないかと思います。
乾燥補助フィルターはステンメッシュの極細ですが、それやフィルター外側を通過してしまうホコリはだんだん詰まるのは避けられない。本体1年、ヒートポンプ3年の保証なので3年の保証が切れるころにヤバそうだったら交換対応してもらうのがいいかと思います。ヒートポンプユニット交換というメンテメニューは金いくらでも払う、といってもたぶんないはず。
ドラム式全般気を付けるべきことは全て守らないと寿命(というかとりきれないホコリが内部に固着)が来ます。
- 使って大丈夫な洗剤を使う
- せっけん系は✕
- 柔軟剤はなるべく使わない
- 糊付け乾燥はしない(すすぎ最後の前に投入、脱水後取り出してすぐ洗濯槽を洗浄)
- フィルター掃除、そして扉パッキンのホコリ取りを怠らない
- 繊維クズや動物等の毛が衣類に付着しちゃったものは洗濯乾燥機には高リスク、それが避けられない場合は洗濯機と乾燥機とを別々に用意したほうが良い