静岡市の難波市長「26年2月までに判断」 新スタジアム建設巡り
静岡市の難波喬司市長は21日、サッカーJ1清水エスパルスの新スタジアム整備を巡り「事実上、2026年2月議会までに判断が必要だ」と述べた。候補地となるJR清水駅前のENEOS遊休地については建設を前提に市が一部を購入する方針。
市は15日、JR清水駅前のENEOS遊休地の活用で同社と合意書を結んだ。油槽所跡地の約14ヘクタールのうち一部を購入し、土地区画整理事業の組合を立ち上げる計画だ。26年度当初予算に土地購入費を計上する方針で、面積や金額の詳細を詰める。現本拠地のIAIスタジアム日本平(アイスタ、静岡市)の改修案と比較し、26年3月末までに新スタジアム建設の可否を判断するとしていた。
土地取得の方法は全てを先行して購入する場合と、完成後に取得する場合の両にらみとする。面積については「(スタジアムが建つ)一定規模の土地を市が所有する必要がある」とした。
整備には国の補助金を活用しつつ民間投資を呼び込む考えだ。難波市長は「市がどの程度負担すれば企業の採算性や収益性につながるかを詰める」と話した。市が地権者として関与することで「リスクを最小化し、事業計画を固めれば民間も採算性を見込んで投資を判断できる」とする。
24年2月に開業したエディオンピースウイング広島(広島市)を参考にする意向も示す。中心市街地に立地し、VIPルームなどを備えた3万人規模のスタジアムを「一つのお手本」とし、単体での収益性にとどまらず、ホテル稼働率の上昇など地域全体への経済効果を狙う考えだ。
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