「あんぱん」第100回
第20週「見上げてごらん夜の星を」
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永輔) おっ、柳井さん柳井さん。
嵩) ああ。
永輔) いろいろと失礼があった
こと、おわびします。そして、
ありがとう。
嵩) ほんとに、すばらしい
ミュージカルだった。
どの歌詞も、すてきだった。
永輔) 柳井さんにだって
書けますよ。
嵩) いやいや、俺には無理だ。
永輔) 柳井さんは、人を書ける
作家です。僕には分かります。
**********
<長屋の柳井家>
のぶ) 嵩さん、舞台終わった
のに、漫画描かんが?
嵩) 何だかね…。
のぶ) どういたがで?
あんなに楽しそうやったのに。
嵩) 確かに、たくチャンたちと
舞台を作るのは、楽しかった。
夢に向かって、迷わず走るみ
んなを見てるだけで…。
(溜息)でも…。みんなみたい
な情熱は…。僕にはなかった。
ちょっと悔しいよ。
**********
(お茶を飲むたくや)
嵩) 今日は、どうしたの?
たくや) 僕、柳井さんと仕事が
できて、楽しかったです。
嵩) ああ、僕も、楽しかったよ。
ありがとう。
たくや) それであの~永ちゃんも
言ってたけど、柳井さんはきっ
と、歌の詩が書ける人だって。
嵩) え…あ…。
たくや) 僕もそう思います。
柳井さんの漫画読んだんです。
セリフも面白くて、でも悲しく
て、どこかこう…あったかいん
です。
嵩) いや、そんな…。
たくや) 一度、歌詞を書いてみ
てくれませんか? 僕がその詩に
メロディーを乗せるんで。また
一緒に楽しい仕事しましょうよ。
嵩) 何言ってんだよ。
たくチャン…僕はね、漫画家な
んだ。ちっとも売れてないけど。
漫画家は…漫画を描くべきなん
だよ。
たくや) そうですか。
**********
<表>
のぶ) せっかく来ていただいた
のに、すみません。
たくや) いいえ、また来ます。
のぶ) はい、よろしく
お願いします。
たくや) 失礼します。
(たくやを見送り、
家に入るのぶ)
**********
(膝を抱え、
ぼんやり座っている嵩)
のぶ) ねえ嵩さん、
やってみたらえいがじゃない。
せっかくたくやさんが…。
嵩) 僕の仕事に
口出さないでくれ。
のぶ) ごめんなさい。
うち、出かけてくるきね。
嵩) え?
のぶ) 帰り、ちょっと遅うな
るけんど、心配せんといて。
行ってきます。
嵩) 行ってらっしゃい。
**********
<カフェ>
健太郎) たくチャンって、
あのいせたくややろ?
よか話やんか。それば
断わりよったと?
嵩) たくチャンはさ、自分が
信じた道を、まっすぐ進んで
るんだ。でも、俺は、漫画家
の道半ばで、立ち往生してる。
寄り道してる時間なんてない
し…。
健太郎) う~ん…。
はあ~柳井君、応援してくれ
とる、のぶさんの気持ちは
どげんなるとね?
俺も忙しかと。
頭ば冷やしんしゃい。
**********
<長屋>
のぶ) 嵩さん、今日も遅うな
るき、ごはん自分で食べて。
嵩) ああ…。
のぶ) すみません。
行ってきます。
嵩) 行ってらっしゃい。
**********
<夕方>
さくら) 社長ったら、今日も
居眠りしてたんですよ。
のぶ) 社長ももうお年だから。
さくら) あっ、近くにおいしい
お汁粉屋さん見つけたんです。
柳井さん寄りませんか?
のぶ) あ…ごめんなさい、
急いでるの。
さくら) 奥さんは、お夕飯の
支度ありますものね。
大変ですね。
のぶ) フッ…ごめんなさいね。
また今度行きましょう。
さくら) はい。
**********
<八木の雑貨屋>
のぶ) ありがとうございました。
あ、蘭子。
蘭子) お姉ちゃん。
雑貨屋さん手伝いゆうって
本当やったがや。
のぶ) 嵩さんにはないしょで。
蘭子) いずれはバレるが
やないかえ?
のぶ) その時まで黙っちょって。
蘭子) フフッ。
珍しいもんがあるねえ。
のぶ) あっ、妹の蘭子です。
こちら八木さん。
蘭子) どうも。姉がお世話に
なってます。
八木) 世話なんかしてないよ。
のぶ) 嵩さん、作詞の仕事
断ってしもうたがよ。
蘭子) 何で?
のぶ) 漫画一本に
集中したいみたい。
蘭子) けんど、漫画の仕事
相変わらずないがやろ?
のぶ) うん…そうやけんど…。
八木) あいつの書く言葉は全部、
俺には詩に聞こえるけどな。
のぶ) え…?
(回想)
嵩) 夜の底に黒い犬がいて、
小声でほえる。
「ボン・ボン・セ・シ・ボン」。
のぶ) ほんまや。詩ですね。
蘭子) そんなふうにお感じに
なるあなたも詩人ですね。
八木) フッ。ただの雑貨屋の
おやじだよ。
のぶ) 妹は会社勤めをしな
がら、雑誌に映画の記事を
書いてるんです。
八木) 独立は考えないのか?
蘭子) 「会社辞めたい」と思う
ことはありますけど…。
のぶ) そうなが?
蘭子) うん。
うち学歴ないやろ?
タイプが速う打てても、
それで見下す人はおるき。
のぶ) そう…。
妹は郵便局で働いて、うちの
家族を助けてくれたんです。
蘭子) お姉ちゃん、そんな
昔の話せんでえいき。
八木) 逆境が、人に及ぼす
ものこそ輝かしい。
蘭子) お…シェークスピア?
八木) だから今の君が
あるんじゃないのか?
(八木を見る蘭子)
**********
<長屋>
のぶ) ただいま。
嵩) お帰り。
のぶ) 遅うなってごめんなさい。
蘭子と会社の帰りにちょっと…。
嵩) うん。のぶちゃんが
謝ることじゃないよ。
(机の上に、
4コマの枠だけ書いた紙)
(台所に立つのぶ)
(そっと目をやる嵩)
**********
<昼>
嵩) はあ~。
(白紙の紙を前に、寝転ぶ嵩)
嵩) はあ~。
**********
(散歩に出かける嵩)
のぶ) 舶来のハンカチや
すてきなカードもありますよ。
客) そうね、これ、頂くわ。
のぶ) ありがとうございます。
ありがとうございました。
嵩さん…。
嵩) のぶちゃん…何で…。
八木) よう。
嵩) 八木さん…えっと…。
八木) たまには、かみさんに
プレゼントぐらいしろよ。
うん? これなんてどうだ?
嵩) あ…あの…。
八木) 少し前から手伝って
もらってるんだ。
嵩) え…。
八木) のぶさんは、お前に好き
なことをやらせるために、
2人分働いてるんだよ。
雨になりそうだから、
今日は早じまいだ。
のぶ) はい…。
**********
(大雨の音)
のぶ) 早う! 早う。
嵩) はい! 速い、足…。
(雷鳴)
のぶ) キャッ。鍵鍵…。
(雷鳴)
**********
のぶ) はあっ。
(家に入る2人)
のぶ) ハア、ハア、ハア…。
(手ぬぐいを差し出すのぶ)
(のぶを抱きしめる嵩)
嵩) のぶちゃんばっかり、
苦労かけてごめん。
のぶ) 苦労らあて思うてないで。
店の手伝いも、いろんなお客
さんが来て、面白いがやき。
フッ…。たまたま今、描きゆ
う漫画が売れんだけやろ?
それやったら、何でもやって
みればえいのに。
嵩) 何でもか…。
のぶ) 人を喜ばせるのって、
漫画だけに限らんと思う。
嵩) うん。フフッ…。
のぶ) フフッ。
嵩) はあ~。のぶちゃんも。
(雷鳴)
嵩) おっ。
(明かりが消える。
のぶ) 停電や。
嵩) ああ…。懐中電灯…。
のぶ) 懐中電灯。
あっ、あった。
嵩) うっ。
のぶ) あ、ごめん。
嵩) まぶしっ。
のぶ) フフ、ハハハ。
(懐中電灯の明かりを手で塞ぐ)
のぶ) え? 嵩さん。
嵩) ん?
のぶ) 見て。
ほら、血が流れゆう。
嵩) ほんとだ。
のぶ) 嵩さんも。
嵩) うん。
(明かりを塞いだ手を見る)
のぶ) フフッ。
嵩) 手のひらを、すかしてみれば、
真っ赤に流れる、僕の血潮…。
おや? この詩…。
のぶ) うわっ、ちょっと!
フフフ。
ほいたらね。
**********
超簡単感想で♪
八木の店で働いていたら…すぐに
バレるわな~w そして相変わらず
グダグダの嵩。でも才能はあるの
よね。あの有名な歌詞が…誕生!
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