報告書
現在、ウォーターチャレンジ界隈で問題となっている『匿名Tさんのイラスト盗作疑惑』につきまして、ご心配やご不安をお掛けしております。
本題に入る前に、先ずは聡明な皆様も既にお気付きの通り、被害者は私──『宇佐見いる』であることを、ここで正式に告発致します。
前提として、私は成人向けの作品も扱っているため、未成年と思われる方、及び年齢がプロフィールから判断できない方をフォローすることは、基本的にありません(成人済の方であっても、これまでのトラブル経験から相手の人柄が不明な段階で、自発的にフォローすることは殆どありません)。そのため、学生であると想定される匿名Tさんとは相互フォロー関係ではなく、これまで一切交流もありませんでした。
それにも関わらず、何故、私が匿名Tさんのイラストを「自分の作品の盗作である」と断言するのか。──『盗作』という強い言葉を用いて主張する以上、当然ながらそこには明確な理由があります。
これより、発覚に至った経緯、そして私自身がこれまで行ってきた対応について、匿名Tさんの作品と私の作品を比較・検証した資料を交えながら、事の顛末を全て詳細にご説明させて頂きます。長文となりますが、最後までお目通し頂けると幸いです。
1.盗作の発覚
私が初めて「匿名Tさんにイラストを盗作されているのではないか」と疑念を抱いたのは、今から約ひと月半前──7月14日午前5時頃のことでした。
その日の早朝、XのTLを巡回していたところ、フォロワーがRPした匿名Tさんのイラストが目に留まりました。私は普段、フォロー外の方の作品もRP経由で拝見しており、匿名Tさんについても何度か目にしたことがあります。彼女への印象は「低等身キャラクターを描く、可愛らしい絵柄の学生さん」というものでした。
しかし、このとき目にしたのは見慣れた低等身ではなく、動きのあるポーズを取った「Mr.銀さん」のイラストでした。その瞬間、全身の血が一気に引き、代わりに氷水を注がれたような強い緊張感に襲われたことを、今でも鮮明に覚えています。
というのも、その構図が、僅か10日前──7月3日に私が投稿した『地獄先生ぬ〜べ〜』再アニメ化を記念した主人公・鵺野鳴介のイラストと脳裏で重なったからです。
人体の関節や可動域には一定の制約があり、偶然似たポーズになること自体は珍しくありません。私も絵師ですので、普段なら「気の所為だろう」と済ませていたでしょう。ですが、この鵺野鳴介のイラストは、直近の人間関係のトラブルで疲弊し、数ヶ月も創作意欲を失っていた私が久し振りに時間を経けて描いたもので、更に原作者様からも反応を戴いた、特別な思い入れのある作品でした。
故にどうしても見過ごせず、「気の所為」と確信を得て自分を納得させるために、失礼を承知の上で匿名Tさんのイラストを携帯端末に保存し、自分の作品と並べて見比べました。第一印象で「似ている」と感じたため、左手を突き出した戦闘ポーズがどうしても自分の作品と重なって見えてしまい、眺めれば眺めるほど「もしかすると盗作されたのではないか」という疑念が強まっていき、客観的な判断は困難でした。
そこで正しい判断を得るため、第三者の意見を聞こうと、信頼できる身内や友人に相談することにしました。
「似ている気もするが、この一枚だけで盗作と断定するのは早計では?」
「他にもトレスや盗作された作品があるのか?」
友人からそう助言を貰ったことで、私は少し冷静さを取り戻しました。そこで匿名TさんのTLを遡り、他にも類似する作品や、普段と異なる絵柄の作品がないかを確認することにしました。
やはり自分の勘違いかも知れない。むしろ勘違いであって欲しい。そう願いながら調べていく内に、問題のMr.銀さんに関するポストを発見しました。
リプライが寄せられ、構図を褒められた匿名Tさんは『構図はググッた』と、得意げに返していたのです。
度重なるトラブルに疲れ果て、無理にでも平穏を望んでいた私は、この一言で一気に幻想を断ち切られました。絵師としての直感が呼び覚まされ、頭が冷静に冴え渡った感覚。
匿名Tさんは「自分で構図を考えて描いたわけではない」──つまり、元となった構図が存在するということです。そして幸か不幸か、そのイラストはアナログ作品。デジタルとは違い、紙には筆跡が残ります。筆跡を検証すれば、「どのような手順で描かれたか」が分かります。もしその構図が私の作品と一致するなら、盗作の可能性は極めて高いのです。
そこで私は、匿名Tさんのイラストを携帯端末のカメラロールから直接加工し、コントラストを上げ、明るさを落として調整しました。すると──筆跡が鮮明に浮かび上がりました。
何度も修正された右手、服で隠された左腕、迷いの残る両脚、バランスを取るために描き直された顔の輪郭。確かに「3時間経けて模倣した努力」の跡はありました。しかし同時に、それは私の鵺野鳴介のイラストを象った『痕跡』でもあったのです。
この時点で、匿名Tさんが少なくとも私のイラストを「模倣」していたことは、ほぼ確定でした。怒りや悲しみよりも先に浮かんだのは「何故、関わりのない私の作品だったのか?」という疑問でした。
私は過去にも他界隈で作品を盗作されたり、無断でアイコンやヘッダーに使用されたり、転載された経験は幾度もありました。しかし、その多くは私のフォロワーであった人達によるものでした。
一方で匿名Tさんとは交流はありませんでしたが、私が投稿したウォーターチャレンジのイラストにはほぼ毎回♡やRPをしてくださる方であり、私も時折TLで流れてくる彼女のイラストに♡を送っていました。そのため、私の存在が認識されていたことは間違いないと思います。
現在のXは、RPをしなくても「おすすめ」欄に自分がフォローしている方のフォロワーの投稿が反映される仕様です。きっと「偶然私のイラストを目にして感化されたのだろう」と考えました。「未成年の子がしたことだから」「たった一度の模倣で本人に忠告するのは大人気ないのでは?」という思いもありました。
未成年の学生に、交流のない大人が突然指摘をすれば怖がらせてしまうかも知れない。界隈に余計な波風を立てたくもない。何より私はただ平穏に過ごしたい。私が今、耐えれば全て丸く収まる。誰も傷付かない──そう自分に言い聞かせ、もし同じことが繰り返されるようなら、その時に改めて対応を考えようと自己完結しました。
念のため、匿名Tさんが私のアカウントをリスト登録などで見ている可能性も考え、
とだけポストを残し、間接的に過ちに気付いて貰えるようにしました。
これが、私が匿名Tさんに対して『盗作』を意識するきっかけとなった最初の出来事です。
2.経過
3日後、7月17日。ウォーターチャレンジ界隈で「トレス騒動」が発生しました。詳細は本件とは趣旨が異なるため割愛しますが、界隈全体の創作意識を大きく揺さぶる出来事であったと思います。不謹慎ながら、この騒動は匿名Tさんが著作権法や創作倫理を考える切っ掛けとなったでしょうから、創作リテラシーの向上を期待できた点では、私にとっても都合の良い出来事でした。
その流れを受けて私は、
とポストしました。界隈全体に向けた言葉ではありましたが、実際には匿名Tさんへの強い訴えでもありました。
しかし現実はそう甘くありませんでした。匿名Tさんは盗作疑惑のあるMr.銀さんのイラストを、ハッシュタグを付けて再投稿し、更にはネップリにまで登録。まるで「自分の力作」として繰り返しアピールを行っていたのです。その度に、フォロワー経由でRPが私のTLに流れてきました。私にとってその行為は、大切な作品を目の前で奪われ続けることと同義でした。匿名Tさんがポストする度に、そのイラストに寄せられる称賛のコメントや♡、RPは、私の描いた鵺野鳴介の「死」を突き付けるように感じられました。
直接本人に指摘すべきか、このまま見過ごすべきか。或いはRPが流れてこないようミュートやブロックをすべきかと何度も悩みました。しかし、現在のXはブロックをしても相手から自分の投稿が見えてしまう親切な仕様です。そのため、自分の知らないところで盗作されても気付けないという、まるで文句を言わない便利な素材倉庫のような存在にされてしまう危険もありました。
対応を決めきれないまま日々は過ぎ、そして7月30日──遂に「二度目」が訪れました。
次にフォロワーのRPで流れてきたのは、夏祭り衣装を纏った「すまない先生」のイラストでした。左の横髪を三つ編みにし、耳に掛けるという公式イラストには存在しないアレンジが加えられていました。
それを見た瞬間、私は理解しました。このヘアアレンジが、6日前──7月24日に私が投稿した『NARUTO』のうちはサスケのイラストに酷似していることを。
三つ編みやヘアピンといった横髪のちょっとしたアレンジは、キャラクターの個性を損なわず、華やかさや可愛らしさを添えることができるお手軽な手法です。普段であれば、この程度の一致に目を留めることはありません。ですが今回は、前回の盗作疑惑から僅か16日という短い間隔での「二度目」でした。しかも、すまない先生もサスケも共に浴衣姿という共通点まであるのです。公式イラストだけを参考にしたのであれば、わざわざ三つ編みを追加する可能性は低く、更に「髪を耳に掛ける」という一致の仕方は偶然とは言い難い、極めて珍しいものでした。
なにより、今回模倣されたのは「うちはサスケ」。私が学生時代、初めて二次創作に触れる切っ掛けとなったキャラクターであり、十数年に渡り最推しとして描き続けてきた存在です。サスケだけを描きたい一心でオリジナルの設定や世界観まで創り、本も何冊も制作しました。どれだけ蔑まれ、暴言を浴びても、この子のためなら決してペンを折らなかった──それが私にとっての特別なキャラクター「団扇佐補(通称:お兄ちゃん)」です。加えて、前日の7月23日はサスケの誕生日であり、私はお祝いのイラストを描いて「最推しのために生きる」と新たに誓ったばかりでした。
それでも、「まだ2枚目」。偶然が二度重なることは決して天文学的な確率ではありません。今すぐ怒鳴りたい程の怒りを必死に抑え、私は匿名TさんのTLを遡り確認しました。界隈が夏祭り企画で盛り上がっていたこともあり、この「すまない先生」のイラストには前回のMr.銀さん以上に多くの♡やコメントが寄せられ、さらにハッシュタグ効果で公式様からも♡を貰って大いに喜んでいる様子でした。
周囲は──いいえ、この『ウォーターチャレンジ界隈』全体が、すまない先生のイラストが私のサスケと酷似していることに気付いていないのだと理解しています。そして、この作品に反応した方々に悪意があったわけではなく、単純に「オリジナリティのある良い作品」と思っての行為だったことも承知しています。だからこそ、私は皆様を恨むつもりはありません。そもそも、私自身が過剰に『盗作』と思い込んでいるだけかも知れない──「冷静になれ」と自分自身に言い聞かせようともしていました。
スクロールを続ける内に、7月19日に投稿された「Mr.銀さん」のイラストが目に留まりました。胸元に右手を置き、儚げに微笑むその姿を見た瞬間、私の脳裏には4月7日に投稿した「うちはサスケ」のイラストがフラッシュバックし、冷静さは一欠片も残りませんでした。
このイラストは、簡素ながら私にとって特別な意味を持つ作品です。最推しである団扇佐補に対し、筆を折り兼ねない程の暴言を浴びせられた時期に描いた反論であり──「何を言われようとも私はお兄ちゃんが大好きだ」「筆を折ることは絶対にない」という強い意志を込めた、いわば『御守り』のような存在でした。
私の怒りのボルテージは、これまでとは比較にならない程一気に高まりました。3枚目が出てきた時点で、もはや「気の所為」や「偶然」では済まされません。三度重なる偶然は必然です。これらは単なる「模倣」や「盗作疑惑」の範疇ではなく、間違いなく『盗作された作品』だと断定しました。しかも、そのうちの2枚は私の最推しのイラスト。──つまり、『私が人生を捧げてきた最推しを二度も殺されたも同然』なのです。
私は耐えきれず、TLで暴言を吐いて大荒れしてしまい、その姿を目撃したフォロワーさんもいらっしゃったと思います。その節はお目汚しをしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。それでも、この時点で匿名Tさんの名前や盗作の事実を告発しなかったのは、「界隈に余計な波風を立てたくない」「匿名Tさんを傷付けたくない」という、糸のように細い最後の理性が残っていたからでした。
しかし、私の良心とは裏腹に、匿名Tさんは夏祭り衣装のすまない先生のイラストをネップリに登録し、更に8月10日には「Mr.ブルー」のイラストでも三つ編みのヘアアレンジを取り入れるなど、盗作は次第に積み重なっていきました。
この頃には既に、私が匿名Tさんに抱いていた「低等身キャラクターを描く、可愛らしい絵柄の学生さん」という印象は完全に崩れ去り、「盗作者」という印象へと置き換わっていました。彼女の描くイラスト全てが、私か、或いは他の誰かの作品を盗作したものとしか見られなくなったのです。そして、「また盗作されるのではないか」という恐怖から、新しい構図を考えて描くことができなくなりました。
実際、私が新規で描いたイラストは8月8日に投稿したNARUTOのキャラクターによる『ギャグマンガ日和』の有名パロディのみで、その他の投稿は全て過去作の再掲載となっています。同じ頃、匿名Tさんもまた、7月13日に投稿された「Mr.銀さん」のような動きのある構図の作品は途絶え、投稿はバストアップや他作品のパロディ、見慣れた低等身イラストばかりになっていました。私は、これを決して『偶然』だとは思えませんでした。
3.盗作された作品
ここまでの説明をお読みになり、「実際に盗作された作品とはどのようなものか」と気になっている方もいらっしゃるかと思います。私が盗作の疑念を抱いた作品は合計で7点程ありますが、全てを取り上げるのではなく、身内や友人・知人など複数の信頼できる第三者に判断を仰いだ上で、特に「酷似している」との意見を多く戴いた4点を選出致しました。
その4点について、私のイラストと匿名Tさんのイラストを比較・検証した資料を作成しております。
百聞は一見にしかず、ぜひ皆様ご自身の目でご確認ください。
4.マシュマロ事件
度重なる匿名Tさんからの盗作被害に頭を抱えていた私は、「どうすれば匿名Tさんを傷付けずに、自分の過ちに気付いてもらえるのか」「なるべく事を荒立てずに済む最善策は何か」を真剣に考えました。
盗作・トレース・自作発言などで悩まされた経験を持つ創作者は、プロ・アマ問わず数多く存在します。その多くが「相手と直接争う」か「泣き寝入りをする」か、どちらかの選択を迫られるのが現実です。私は「善であれ悪であれ、受けたものには必ず応える」という性分のため、泣き寝入りをするつもりは毛頭ありません。かといって、いきなりウォーターチャレンジ界隈に向けて匿名Tさんを晒し上げ、公開処刑のような方法を取ることも避けたいと考えました。そうすれば無関係の方々の不安を煽るだけですし、加えて先日、界隈内では別件で「トレス騒動」が起きたばかりです。創作リテラシーの低さを危惧した創作者たちが、身の安全を守るために界隈を離れてしまう可能性もあります。
何より、匿名Tさんはまだ未成年であり、未来ある学生です。ここで創作活動を途絶えさせてしまうのはあまりにも勿体ない。過ちをきちんと反省し、正した上で、これからも楽しく活動を続けてくれることこそが、私の一番の願いでした。
私はただ平穏に過ごしたいだけです。再び自分自身が以前のように創作に打ち込むためにも、一刻も早くこの問題を解決する必要がありました。
当初、私は匿名Tさんを怖がらせないため、直接の指摘を躊躇っていましたが、同じことが何度も繰り返されるのであれば、彼女は自分の行動を「悪いこと」と認識しておらず、著作権法についてもあまり理解していないのだろうと考えるようになりました。であれば、匿名Tさん自身のためにも、直接伝えた方が良いと決心し、DMを送ろうとしました。
しかし、匿名Tさんは「フォロー外からのDMを受け付けない」設定にしており、私が彼女にDMを送るには、先ず私のアカウントをフォローして貰う必要がありました。今回の件はポジティブな話題ではなく、「盗作の件でお話があります。内容を他の方に知られないようにDMを利用したいので、私をフォローしてください」と気軽にリプライできるものではありません。そもそも盗作を行う人が素直に応じるとは考え難く、寧ろブロックされたり、最悪の場合は「失礼な人に絡まれた」と逆に晒され、私が加害者に仕立て上げられる可能性すらあります。
共通のフォロワーさんに仲介をお願いすることも考えましたが、その方に余計な負担を掛けてしまいますし、必ずしも仲介に応じてもらえる保証はありません。更に、都合のつく方を探している間に本件が界隈内に広まる危険性もあります。
結局のところ、現状の私はどうすることもできず、完全に八方塞がりの状態に陥っていました。
途方に暮れた私は、信頼できる友人達に本件の詳細を打ち明け、自分が望む最善の解決方法について相談しました。忙しい中にも関わらず、事情を真摯に聞いてくれた友人と何度も話し合い、その結果、「マシュマロを通じて意見を送る」という方法を取ることが決まりました。
匿名Tさんはプロフィール欄にマシュマロのリンクを設置しており、そこからであればDMを使わずに匿名で遣り取りすることが可能です。更に、返信はXへ同時投稿するかどうかを選択できるため、当人同士でやり取りを行うこともできます(プレミアム会員でなくても、@tosを利用すれば対応可能です)。
こうして8月10日、友人に依頼して「親友の作品に酷似しているイラストが見受けられるが、気の所為でしょうか?」という旨を記載した最初のマシュマロを送って貰いました。そして匿名Tさんからの返答を待ちましたが、返ってきたのは返答ではなく、翌朝「俺が何かしましたか?」というコメント付きで投稿されたMr.銀さんの泣き顔イラストだけでした。
仮にこれがマシュマロへの返事だとするならば、あまりにも不誠実な対応であり、更には全く関係のないキャラクターに罪を背負わせる行為でしかありません。その後、友人は追加で2通のマシュマロを送り、計3通を投げ掛けましたが、いずれも返答はなく、匿名Tさんは普段通り過ごしている様子でした。 私を含め、友人達は「全く耳を傾けず開き直っている匿名Tさん」に対し、どうすることもできずにいました。
そんな矢先──8月21日午前7時頃、匿名Tさん宛に一通のマシュマロが届いたのです。それこそが、ウォーターチャレンジ界隈を大きく揺るがすこととなった
『匿名Tさんのイラスト盗作疑惑』
に関するマシュマロでした。送信者は、私や友人ではなく、全く別の第三者(以下:マロ主様)でした。
これに対して、匿名Tさんは
この解答の直後、匿名Tさんはアカウントを鍵付きにされました。
更に、「絵師に報告されればこの界隈にいられない」「絵を見てインスピレーションで真似することはある」といった内容をポストされています(後者のポストは都合が悪かったのか削除済)。これを受け、マロ主様は「盗作を事実上認めた」と判断し、私宛てにDMでマシュマロの遣り取りと、盗作疑惑のあるイラストについて丁寧に伝えてくださいました。
今まで誰も気付いてくれなかった私の作品をしっかりと見て、「匿名Tさんは盗作の加害者である可能性がある」と声を上げてくださったのは、この方ただ一人でした。悪いことを悪いと正しく指摘できるその正義感に、私は深く感動しました。
喩えるなら──虐められている人を見付けて、真っ先に「やめろ!」と声を上げ、手を差し伸べられる人。まさに「すまない先生」や「Mr.銀さん」など、すまないスクールのキャラクター達のような、誠実で強かさを備えた存在でした。この方は、本当に、本当に強い方だと思います。殆どの人は悪を見ても自分の保身を優先してしまうものですから、誰にでも簡単にできることではありません。
しかし、匿名Tさんはこのマロ主様を「完全な悪」と断罪しました。ここで誤解が生じていますが、マシュマロには非公開回答の機能があります。マロ主様は不特定多数に意見を晒したのではなく、あくまで匿名Tさんだけに送信しています。つまり、マロ主様は「晒された側」であり、「晒したのは匿名Tさん本人」なのです。2通目のマシュマロは非公開で回答されていますので、匿名Tさんがその仕様を理解していない筈はありません。
それにも関わらず、匿名Tさんは以下のようにポストしました。
「創作を辞める」
「回答しなければ本人に伝えると言われたから応えたのに、本人に言うのはおかしい」
「とても傷付いたから慰めて欲しい」
「悪いのは全部マロ主」
こうした発言は瞬く間に界隈に広まり、匿名Tさんを擁護し、逆にマロ主様を批判する言葉が飛び交う事態となりました。
「匿名Tさんは悪くない」
「匿名Tさんのイラストが誰かに似ていると思ったことがない」
「創作を辞めないで欲しい」
「相手の絵師に思う気持ちがあるように、こちらにも思う気持ちがある。匿名Tさんのイラストが大好きだ」
「こんなことをするなんて酷い」
「唯一無二の構図しか描かない人なんていない」
「匿名Tさんが筆を折ったらどうするんだ」
これはほんの一部ですが、ウォーターチャレンジ界隈全体からマロ主様を非難する声が上がりました。けれどそれは同時に、盗作の被害者である私自身も袋叩きに遭っているようなものでした。しかも、その中には私のフォロワーも何人も含まれていました。まるで「私の作品たちは既に匿名Tさんのものになってしまった」と突き付けられているようであり、「被害者なんて存在しない」と、私という存在そのものを否定されているように感じました。
真偽が定かでない状況のまま加害者を庇う言葉が次々と飛び交う中で、私は恐怖と困惑、悔しさ、そして深い哀しみに襲われました。界隈そのものが信じられなくなり、胸は激しく高鳴り、息が詰まり、酸素を吸っているのか吐いているのかさえ分からなくなり、上手く呼吸ができなくなってしまったのです。
分かっています。匿名Tさんに盗作されたイラストは、『全てウォーターチャレンジとは無関係の版権作品』であり、この界隈の目に留まることは殆どありません。仮にフォロワーであっても、日々膨大なコンテンツが数多くの創作者によって生み出されている中で、興味を引かないイラストを記憶する人は極僅かでしょう。
私は人間関係のトラブルを避けたくて、あまり積極的に人と交流しないため、例え相互フォローをしていても、関わりの薄い相手のことなど覚えていない人の方が多い筈です。対して、匿名Tさんは積極的に様々な人と交流される方です。匿名Tさんを擁護する方々は、仲の良い彼女が傷付く姿に耐えられず、ただ慰めたい一心で行動している──その方なりの正義感と優しさであることくらい、私にも分かっています。まさか「私」という被害者が存在するなど、夢にも思っていないのでしょう。
画力を向上させたいのであれば、先ずはお手本を用意して模写をする。これは多くの創作者が取り組む基本的な練習法です。イラスト参考書やデッサン人形、使用報告不要のフリー素材などを利用するのであれば、勿論、問題はありません。ですが、もし匿名Tさんが私の作品をお手本として描きたかったのであれば、事前に一言お断り戴くのが筋ではないでしょうか。私は鬼ではありませんから、正直に「参考にしたい」と仰ってくだされば、寧ろ応援したでしょう。
ところが匿名Tさんは「他の絵師を参考に描くことは殆どなく、仮に参考にした場合はXに投稿しない」と明言されていました。これは即ち、「元となるイラストは存在しない」と宣言したのと同義です。その一方で私のイラストを利用していたのですから、結果的に私の作品を私物化された、ということになります。
恐らく、匿名Tさんが私を盗作元に選んだのは、私が周囲とあまり関わりを持たず、盗作が発覚し難い存在だったから。更に、仮に発覚したとしても、シラを切れば逃げられると考えた、都合の良い相手だったのだと思います。また、7月13日に鵺野鳴介のイラストを盗作して以降、私のイラストにぱたりと反応しなくなったのも、後ろめたい気持ちがあり、私に気付かれたくなかったからではないでしょうか。
これは、匿名Tさんやウォーターチャレンジ界隈の方々を傷付けないために、「自分さえ耐えれば全て丸く収まる」と信じ続けた結果、絶望に打ちのめされ、心の堰が決壊して、思わず心の底から溢れ出た悲痛の叫びでした。
5.最後に
匿名Tさんは、筆を折ると宣言してから僅か半日も経たないうちに撤回し、新たなイラストを作成されていました。恐らく「構図に著作権は存在しない」という、Yahooで少し調べた程度の知識を免罪符にして安心されたのかも知れません。
確かに「構図そのもの」に対しては、著作権が認められ難いです。しかし、作品には著作権が存在します。構図に加え、キャラクターの表情、髪型、小物、彩色、全体の雰囲気──これらに複数の類似点が認められる場合、それは『盗作』に該当し、『刑事事件』として告訴できる可能性があります。今回、私が比較・検証用に作成した資料だけでも4点の酷似作品が存在し、その類似箇所については既に明示済みです。たった1枚の偶然では不利でも、複数枚が重なれば逆転可能──『著作権侵害』として充分に立証できるのです。
近年、AI作品が問題視され、商業イラストレーターや漫画家でさえ著作権侵害で訴えられる事例があるのも、このためです。また、盗作によって精神的苦痛を受け体調を崩した場合、診断書を取得することで『傷害罪』として訴えることも可能です。
創作に携わる以上、決して忘れてはなりません。『他人の作品を盗作してはならない』ということを。
改めてここに告発致します。私、『宇佐見いる』は、匿名Tさんから『盗作』被害を受けていました。そして私は、匿名Tさんが私の作品を盗作した事実を認め、マロ主様を冒涜し嘘で欺いたウォーターチャレンジ界隈全体に対し、謝罪することを強く要求致します。
私は『嘘をつくこと』が何よりも嫌いです。嘘をついて自分を被害者のように装い、人の善意を利用して、本当の被害者を集団で攻撃する──そのような卑怯な行為は、例え未成年であっても、友人であっても決して許せません。私は「悪いことは悪い」ときちんと叱ることのできる、誠実で格好良い大人でありたいのです。
私は、被害者でありながらも匿名Tさんの成長を願い、創作リテラシーを身につけて欲しいと考え、これまで耐え続けてきたと自負しています。それでも尚、「宇佐見の対応はやりすぎだ」と批判的に思う方、提示した資料を見ても「思い過ごしではないか」と感じる方、或いは匿名Tさんを擁護する方がいることも理解しています。私は決して、ウォーターチャレンジ界隈全ての方に理解を求めているわけではありません。ただ、一人でも多くの方が「匿名Tさんのイラストは宇佐見いるの作品の盗作だった」と理解してくだされば、それで充分です。
匿名Tさんが界隈から擁護を受ける一方で、私を心配して声を掛けてくださった方や、言葉はなくても♡で励ましてくださった方も数多くいらっしゃいました。気遣ってくれた友人達、私を見守ってくださっている皆様、そして勇気を持って声を上げてくださったマロ主様のために──そして何より、自分自身がこれからも創作を続けていくために、今回の件の経緯を纏めた報告書と比較検証画像を作成致しました。もし私独りだったなら、きっと心は折れていたことでしょう。皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
最後になりますが、長文にも関わらず、ここまでお読みくださった皆様、本当にありがとうございました。ご意見などございましたら、どうぞ遠慮なく宇佐見宛にリプライやDMにてお伝えください。また、匿名Tさん宛への誹謗中傷などは控えるようお願い致します。
今回の件を通して、創作者を含むウォーターチャレンジ界隈全体の著作権に対する理解と意識が高まり、二度と私のような被害者が生まれないことを、強く願っております。
宇佐見いる


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