【独自映像】北海道 江差町 ヒグマ1頭 町の中心部で目撃

ヒグマの食害が相次ぐ北海道南部の江差町で25日未明、町の中心部でヒグマ1頭が目撃され、警察が警戒を強めています。

NHKが設置のカメラにヒグマの映像

先月下旬以降、スイカなどの食害が相次ぐ江差町で、NHKが住民の許可を得て設置したカメラに、ヒグマ1頭が写っていました。

撮影されたのは23日の夜で、ささやぶの中から姿を現したヒグマの体の一部が10秒ほど写っていました。

立ち去った方向にある畑には、ヒグマのものとみられる足跡が数か所確認されたということです。

25日午前2時半ごろ、江差町橋本町の住民から、「ヒグマを目撃した」と警察に通報がありました。

警察によりますと、住民が自宅の庭からガサガサという音がしたため、外を確認したところ、ヒグマ1頭がいたということです。

警察が現場を確認したところ、付近にヒグマのフンとみられるものが残されていたということです。

現場は、町役場や学校、そして住宅も建ち並ぶ江差町の中心部です。

江差町では、今回の目撃現場から2キロ近く離れたところで、先月下旬以降、大量のスイカが食い荒らされる被害が相次いでいて、警察は付近をパトロールするなどヒグマへの警戒を強化しています。

ヒグマを目撃した住民「町の中心部にヒグマ 普通じゃない」

自宅の庭にヒグマが出没した浜田進さんは、「倉庫のトタンが当たっている音がして、自宅の窓から外を見ると、何かを食べている音と獣が発する息が聞こえました。町の中心部にヒグマが現れるのはちょっと考えられず、普通じゃないと思います」と話していました。

あわせて読みたい

スペシャルコンテンツ