石破首相、小泉元首相らを招き会食 政権運営や首脳外交など意見交換

原田達矢
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 石破茂首相(自民党総裁)は24日夜、小泉純一郎元首相、山崎拓元副総裁らと都内のホテルの日本料理店で約2時間会食した。小泉氏らは昨年5月に首相と会食し、党総裁選への出馬を促した経緯がある。

 会食後に記者団の取材に応じた山崎氏によると、首相が小泉氏らを招いた。首相の引責辞任につながる総裁選の前倒し実施が党内で検討されていることが話題にのぼり、今後の政権運営について出席者から首相に助言もあったという。山崎氏は記者団に、前倒しについて「やるべきではない」と自身の考えを述べた。

 首相は、23日にあった日韓首脳会談や、トランプ米大統領との関係などを話題にし、小泉氏がブッシュ元米大統領との会談を引き合いに、首脳外交について助言する場面もあった。小泉氏は主に2005年の郵政解散について話したという。

 首相が発出に意欲を示す戦後80年に合わせたメッセージも話題にのぼった。小泉氏が猪瀬直樹氏の著書「昭和16年夏の敗戦」を紹介。首相は「読んだことがあり、非常に感銘を受けた」と応じたという。

 会食には、赤沢亮正経済再生相が同席し、小泉政権で幹事長を務めた武部勤氏も出席した。

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原田達矢
政治部|首相官邸担当
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石破政権

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