フェンタニル組織、ロシアや豪州にも密輸 安全圏の日本から指図
米中「新アヘン戦争」の裏側 狙われた日本
日本に拠点を置いていた合成麻薬「フェンタニル」の密輸組織が多国間にまたがる大規模な不正取引ネットワークを築いていたことがわかった。日本経済新聞が欧米調査機関と共同で、暗号資産(仮想通貨)の流れや取引先情報を調べて判明した。メキシコと米国の麻薬カルテルだけでなく、ロシア、オーストラリア、インドなど世界各地に取引先がおよんでいた。
日本は麻薬事件で疑い少なく
組織は中国の工場からフェンタニルの原料と...
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(更新)- 中空麻奈BNPパリバ証券 グローバルマーケット統括本部 副会長今後の展望
灯台下暗し。身近なことほど、かえって見落としやすいことを意味する言葉だが、まさに、フェンタニルの密輸に関し、日本から指図が出ていたことがはっきりしてきた。まるで映画を見ているような感じ。日本には麻薬組織やその密輸に関わっていないようなイメージがあることが逆に利用されたということかもしれないが、その密輸に関する危機管理能力が相対的に低いことを意味しているのであれば問題である。「フェンタニル問題を使って、アメリカが関税政策にあわせて、日本に文句をつけてくるのではないか」と今朝も、問われたばかり。芽を摘めるなら摘む。しっかり措置をとる必要がある。
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トランプ米政権が中国やメキシコ、カナダに対し、関税引き上げの強硬策に動いています。なぜそうした国々を目の敵にするのでしょうか。現地取材と独自のデータ分析で「新アヘン戦争」に迫ります。