日本ルート解明へ、米麻薬取締局が捜査 中国組織のフェンタニル密輸
米中「新アヘン戦争」の裏側 狙われた日本
【ニューヨーク=朝田賢治】米国に合成麻薬「フェンタニル」の原料を密輸する中国組織が日本の名古屋市に拠点を置いていた問題を巡り、米麻薬取締局(DEA)が本格捜査に乗り出したことがわかった。日本が危険薬物の集配送や資金管理を指示する活動基地になっていたとみている。日本にいた組織の中心人物はなお逃亡中で、DEAは隠されていた流通ルートを洗うことで事件の全容解明を急ぐ。
DEAは米司法省の傘下機関で米国...
トランプ米政権が中国やメキシコ、カナダに対し、関税引き上げの強硬策に動いています。なぜそうした国々を目の敵にするのでしょうか。現地取材と独自のデータ分析で「新アヘン戦争」に迫ります。