AIが“逆に”初心者を淘汰している件についての理解
ローンチを正しく学習するためには、自分を取り巻く市場の状態を正しく把握し、理解する”メタ認知”をするところからスタートしなければいけません
今日からお前ら♪は”ローンチ屋1年生”です
私と共に広く深く学んでいきましょう
【AIの登場で"平等"になるはずだった】
「ChatGPTで競合との格差は一気に縮まる」
「誰でもプロレベルのアウトプットができる時代が来た」
「今よりもっとラクに稼げる時代が来る」
そんな希望を語る垢は多かったし、事実、それは間違いではないとおもいます
しかし
実際にChatGPTを取り巻く現場で起きていることは全く違うといっても過言ではありません
格差はより一層“差が広がっている”のです
皮肉なことに「初心者」「未経験者」「知識がない人」ほどAIの恩恵を受けられないまま取り残されていく構造ができつつあります
【誰でも使える="誰でも使いこなせる"ではない】
大前提として、ChatGPTは無料で誰でも使えるAIです
操作もシンプルで、質問を投げれば即座に答えてくれます。しかし、実際に成果を出している人たちを見ると
・ライティング能力がしっかりある
・論理的思考がその割っている
・AIへの質問の仕方が洗練されている
・プロンプト設計に工夫がある
・生成された情報の取捨選択が的確
自分の目的に合わせてAIから生成されるものを“フィルタリング”できる前提の高度な使い方をしているのです
つまり、AIの力を引き出すには「それなりの前提知識」や「考える力」が求められるようになっています
要は、”脳死”した初心者がAIいじくり回しても奇跡は起きないということです
【差が広がる構造①:「素人質問」は素人回答しか返ってこない】
例えば、AIにこんな質問をする人がいます
「稼げる副業を教えてください」
「バズるSNSの投稿文を書いて」
「儲かるビジネスを教えて」
これらの質問は、一見まともに見えますが、AIから返ってくる回答は
一般的な情報(副業ランキング)
よくあるテンプレ(バズる風コピー)
無難すぎるアイデア(転売、アフィリエイト、SNS運用)
という、インターネット上で書かれている当たり障りのない“平均的な”答えです
つまり
“使いこなしているようで、価値のない情報を消費しているだけ”という状態なのです
例えばちょっと賢い人間であれば
「Xフォロワー2000人、30代女性向けに“家事の時短術”を発信していて、インプレッションが1万以下に落ちています。原因と改善案を出して」
「noteで『AI活用×育児ママ向け』の教材を作る予定。リード文と共感ポイント、セールス構成を段階的に出して」
などの質問になります
こうなると、AIは一気に“戦略レベル”で考え始め、質問者は戦略を自分の頭でより昇華させ
行動ベースになるときは前者とは雲泥の差が既にうまれていることになります
質問の精度が、回答のレベルを決めてしまうだけでなく、ビジネスの結果を決めているのです
ここが、AIが逆に初心者を置いていく理由のひとつです
【差が広がる構造②:アウトプット能力がある人は「磨き」に使い、ない人は「丸投げ」して終わる】
もうひとつ大きな違いがあります。
AIをうまく使っている人は
自分である程度ライティングもできるが、それらを磨き上げるために使っている
というパターンが多いのです。
たとえばこんな流れです
自分でnoteの構成を組む
ChatGPTに「タイトル案を10個」出させて比較
「この構成に沿って文章の肉付けを手伝って」
「最後に読者の共感を引き出す一文を追加して」
生成された文章に違和感がないかチェック
自分の発信者として”あるべき”語彙・フレーズを強化
音読して推敲し公開
これは、自分の軸(判断基準)を持った上でAIに仕事を割り振っている状態です
人間がプロデューサー、AIがアシスタントのように動いている一方で、初心者はこのような指示を出しがちです
「noteの記事、(全部)書いて」
「ストーリーを考えて」
「どのジャンルが売れる?」
つまり、全部を丸投げして、出てきたものをそのまま使おうとする
これでは、それっぽいものが出てきたように見えても、“平均的で誰でも書ける”作成物しか仕上がりません
当然、読者の心にも、売上にもつながりません。何かしらの成果が出ても、これらは全て一瞬で効果効能が薄れます
【差が広がる構造③:検証・改善できる人 vs 「当てに行く人」】
AIをうまく使う人ほど、「答えを得る」というよりも、「仮説を立てて検証する」ためにAIを使います
「この広告文、AパターンとBパターン
どういう違いがある?」
「今月のLPの成約率が3%→2.1%に落ちた。
改善策を提案して」
「読者から“読みづらい”という声が出た。
文脈を反証してほしい」
こうした使い方は、AIに“考えさせる”よりも、“比較して判断材料を増やす”という使い方です
ご存知、私のこのnoteの内容も、この類の使い方です
一方
初心者ほど「AIが正解を教えてくれるはずだ」と思い込みやすく、その結果
「何を聞けばいいかわからない→とりあえず漠然と聞く→微妙な答えが返ってくる→使えないと思ってやめる」
という流れになりがちです
【AIで差が縮まるではなく、”AIで差が露呈する”時代】
結局、ChatGPTをはじめとしたAIというものは
“誰にでも答えてくれる”けど、“誰にでも適切な答えを返すわけではない”
“考える力を補完してくれる”けど、“ゼロから生み出すわけではない”
ということです
だからこそ、元々の思考力・構造力・仮説力がある人ほど成果を倍増させ、初心者ほど「使いこなせない」まま差をつけられるという
大衆の妄想と逆転現象が起きているのです
つまり
AIによって「知識の有無」ではなく「使う姿勢・思考力」が可視化されてしまったということです
全員身包み剥がされて、シンプルな個体の能力勝負になりつつあるのです
【では、初心者はどうすれば「淘汰」されずに済むのか?】
初心者がAI活用で結果を出すためには、次の3つが非常に重要なってきます
🔥① 目的を明確にする(何のために使うのか?)
ChatGPTは「雑談」もできますが、ビジネス活用するなら目的主義でなければ意味がありません
情報収集なのか
コンテンツの下書きなのか
論点整理なのか
読者視点のチェックなのか
を明確にした上でプロンプト(質問文)を作ることが重要です
何となくAIを弄り回しても、あなたが成長することはありませんし、目的が降ってくることもありません
🔥② 「自分の考え」を先に持つ(丸投げしない)
AIに聞く前に、「自分の仮説や視点」を一度書き出してから質問するようにしましょう。可能であれば紙にアナログで書くことを推奨します。脳の理解度が段違いになります
自分の確固たる軸となる“たたき台”があると、ChatGPTの答えも一気に実用レベルになります
この「自分の考え」の練度次第でもちろんAIからのアウトプットの質も変化していきます
🔥③ ChatGPTとの「対話の質」を高めていく
ChatGPTは“言われた通りに返すAI”なので、1回で完璧な答えは出ません。むしろ、やり取りを重ねて精度を高めていくのが本来の使い方です
「この表現はもっとカジュアルにできる?」
「20代女性向けにトーンを変えて」
「この構成、読者が離脱しそうな部分はある?」
と、会話の中で少しずつアウトプットを少しずつ育てていく姿勢が必要です
どのような情報を伝えるとAIは良質なアウトプットができるか・アウトプットがしやすいか、これは常に考えるべきだと思います
【ChatGPTは”魔法の杖”ではなく「拡張器」】
ChatGPTは、あなたの思考やアウトプットをより良いものに進化させる、拡張器のような存在です
それをどう使うか、どこを見るか、何にフォーカスするかはあなた次第ということになります
初心者こそ、「AIに仕事を奪われる」のではなく、“思考能力を奪われないように”意識して使う必要がある
といえます
AI時代に生き残るのは、AIを恐れる人ではなく、AIを“自分の脳の一部”として使いこなす人
AIは「初心者に優しい」ツールではありますが、それ以上に「思考しない人に厳しい」ツールでもあるのです
【まとめ】
これらの理解は
今後「あなたがローンチができるようになる人間へ成長する」ために、絶対に必要なことです
最低2回は流し読みで構わないので、読み直してください
AIやGPTはこれからの事業では”必須”です
上手に付き合っていかない限り、AIの能力だけでなく自分の能力も引き出すことはできません
今回の登竜門講義ではローンチを使いこなせる人材になるために必要な知識やスキルを、”遠くから”埋めていきます
最終的に全講義を学んで、はじめてプロダクトローンチのHOWTOや実践が血や肉になります
いつまでも誰かのチームにぶら下がって人生変えてもらおうとしたり、旬の稼ぎ方を聖杯のように崇め廃れたら別の聖杯を探しに行くような浮浪者になるのはやめなさい
チームや集団に所属しても、あなたの個人能力がない限りは、大事な人に目をかけてもらうこともありえません
これからローンチのプロフェッショナルになるため、ここからクオリティを上げていきます。是非ついてきて下さい
全23講義は全て無料の予定です。資料再配布はありませんので、見逃し厳禁で追ってください
明日は「ひとり起業の限界」について、現状の理解を中心にお伝えします
