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初公判 LED工事巡る大町市官製談合 市の職員の男に懲役1年6か月求刑 判決は10月16日

2025年8月21日 20:19
初公判 LED工事巡る大町市官製談合 市の職員の男に懲役1年6か月求刑 判決は10月16日

大町市の発注工事を巡り、予定価格を漏らしたとされる市の職員と、入札価格を入手して落札したとされる業者の元社長の初公判が21日、長野地方裁判所で開かれ、2人は起訴内容を認めました。検察は市の職員に懲役1年6か月、元社長に懲役1年を求刑し、即日結審しました。

公契約関係競売入札妨害などの罪に問われているのは大町市の職員、牛越秀仁被告57歳と、神奈川県に本社を置く信光実業の元社長、菅沢浩也被告65歳の2人です。

起訴状などによりますと、2人は去年12月、大町市の図書館の照明をLED化する工事の入札を巡り、
牛越被告「1400くらいです」
菅沢被告「税込み価格でよろしいですか」
牛越被告「はい」

などと工事の予定価格がおよそ1400万円であると伝え、落札させたとされています。このほか、市内の運動場のLED工事についても予定価格がおよそ900万円であると伝え、落札させたとされています。

21日の初公判で2人は起訴内容について問われると「間違いありません」と認めました。検察側は牛越被告に懲役1年6か月、菅沢被告に懲役1年を求刑。弁護側は牛越被告に罰金刑、菅沢被告に執行猶予付きの判決を求めました。

裁判は即日結審し判決は10月16日に言い渡される予定です。

最終更新日:2025年8月21日 20:25
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