大阪府忠岡町の発注工事をめぐる談合事件の初公判で前町長は「間違いございません」と起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、大阪府忠岡町の前町長・杉原健士被告(64)は去年、町が発注した消防本部庁舎の仮眠室の設置工事などの入札をめぐって最低制限価格を複数の建設業者の社長らに事前にもらした罪などに問われています。
8月20日の初公判で杉原被告は起訴内容を認め、検察は冒頭陳述で「町長に当選後、それまで落札できていなかった業者と話し合いLINEや電話などで最低制限価格に近い額を教え、業者側が落札できるようにした」と指摘しました。
杉原被告をめぐっては所属していた大阪維新の会から除名処分を受け、今年4月に町長を辞職しています。