2023年に宮城県気仙沼市が発注した道路工事の設計業務の入札をめぐり市職員の男と落札した業者の男が起訴された官製談合事件で2人が別の入札を巡っても官製談合防止法違反などの罪で起訴されました。

官製談合防止法違反などの罪で追起訴されたのは気仙沼市土木課の後藤文治（ごとう・ふみはる）被告（47）と中央技術コンサルタンツ東北支店の元支店長・清水康弘（しみず・やすひろ）被告（51）です。

起訴状などによりますと後藤被告は2023年12月に気仙沼市が発注した橋の補修工事の設計業務をめぐり設計価格を携帯電話のメッセージ機能を使い清水被告に伝え、清水被告の会社に不正に落札させたとされています。

市の入札調書によりますとこの入札の落札価格は、1106万8000円で、最低制限価格を1000円上回っていました。

捜査関係者によりますと、2人は容疑を認めているということです。

2人は、2023年7月に気仙沼市が発注した設計業務の入札をめぐって官製談合防止法違反などの罪で8月8日にすでに起訴されていました。