天皇皇后両陛下と愛子さま、戦没者慰霊のため沖縄訪問 愛子さまは初訪問
4日、天皇皇后両陛下と愛子さまが戦没者の慰霊のため沖縄を訪問されました。愛子さまにとっては、初めてとなる沖縄へのご訪問。戦没者に花を手向け、深く頭を下げられました。
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戦後80年の節目となる今年、沖縄の地へ降り立った天皇皇后両陛下と長女の愛子さま。沖縄県を訪問されるのは、両陛下は3年ぶり、愛子さまは初めてです。
沿道には、その姿を一目見ようと多くの人が集まりました。激しい戦いの記憶が残る場所でも、戦没者を慰霊される天皇ご一家を歓迎する声が上がりました。
沿道にいた人
「愛子さまは初めてということで、じかに沖縄戦の激戦地だった糸満見ていただいて現状を考えていただけたらなとありがたく思う」
沖縄戦の犠牲者は20万人以上。このうち沖縄の住民は12万人あまり。当時の県民の4人に1人が命を落としたことになります。
戦後も“基地の島”として大きな負担がのしかかっています。
こうしたなか、天皇ご一家が4日に訪問されたのは糸満市にある国立沖縄戦没者墓苑です。花を受け取ると、沖縄の地上戦で亡くなった人々の遺骨が眠る納骨堂の前で一礼。そして花を手向け、再び深く頭を下げられました。
その後、天皇ご一家は、厳しい戦争を生き抜いてきた人や遺族の声にじっくりと耳を傾けられました。愛子さまにとって沖縄で“生の声”を聞かれるのは初めてのことです。
午後3時半すぎ、天皇ご一家は、沖縄戦で亡くなった全ての犠牲者の名前が刻まれた記念碑「平和の礎」の前に。先月、新たに設置された戦没者342人の「刻銘板」の前で真剣な表情で説明を聞かれました。
一方で4日、天皇ご一家が訪問された場所の近くで抗議デモも発生しました。昭和天皇の戦争責任をめぐり、複雑な思いを抱き続ける県民がいるのも事実です。
戦後に生まれ戦争を知らない世代の両陛下と愛子さま。沖縄と向き合い、平和の大切さを伝えられようとするその姿勢は、昭和天皇や、上皇ご夫妻から受け継いだものです。
皇室にとって沖縄は特別な場所でした。